ザマハ・エリカ 対 災碍魔 ミナトヤ・セイジロウ 反狂昂状態
ザマハ音楽産業の元社員、ミナトヤ・セイジロウはどこにでもいる平凡な中年男性であった。在職中は好きな音楽に携わりそれなりに幸福な時間を過ごしていたが代表取締役のひとり娘、ザマハ・エリカに自身の外見を同僚達の前で「ナマハゲ」と侮辱されたことで一変してしまう。
小太りで禿げあがった額の自分の外見に少なからずコンプレックスを感じていたセイジロウは、エリカの一言に増長した一部の同僚達に迫害され退社に追い込まれてしまう。
そして数か月後、不運にも謎の寄生体に取り憑かれ災碍魔と呼ばれる存在になってしまった彼。とはいえもともと臆病で穏やかな性格が反映されたのか、人に害を及ぼすこともなくひと気のない岩山でひとり沈静状態を保っていた。
彼はその日、ホヅキ・ユイナによって安全に人間体に戻されるはずであった。物見遊山で現れたザマハ・エリカの姿をその眼に捉えるまでは。
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