王女の死とバースデイ

by 5

幾多の異界を旅したルキナには
そこが何処なのかも敵が何者なのかも分らないし、分かる必要もなかった。
分かることは、自身が戦いに敗れ、気が付けば暗い牢の中。
両腕を鎖で磔にされ、一糸纏わぬ裸体を辱められているという事実だけだった。

（こんな辱めごときで……私は絶望しない……）

前も後ろも触手で処女を奪われ、穢れた白濁を腹の中に吐き出される。
媚薬体液が自信の躰を、脳を蝕むのが耐え難い懊悩で理解できる。
連日連夜調教されるたび、ルキナの躰は作り替えられていった。

気が付けば、ルキナの胸には重たく豊満な脂肪球がぶら下がっていた。
コンプレックスの源だった女性の象徴も今や辱められる為の道具でしかない。
乳首にピアスを開けられ、分泌系を改造された乳腺が母乳を噴き
ルキナに絶え間ない劣情を与えてくる。

豊満な肉に短剣が突き刺さる。
敏感な部位を傷つけられた激痛と共にルキナに刻み込まれたのは
雌の部位を辱められる快楽だ。

（こんなの……ありえっ……ないぃ……！）
（おっぱい刺されて……痛いのにッ……気持いいっ……！）

血と母乳を噴出しながら苦痛と屈辱と劣情に悶え、幾度となく達する。
苦痛を性感に変換されるように彼女の躰は媚薬精液で作り替えられていた。

（何を……されてもっ……っ……絶対に、折れたり、しない……）
（イったりしないっ……！　イきたくない……！）

「――――！？」

どんな苦痛にも快楽にも耐えてみせる。
耐え続けた心と体により大きな衝撃が突き刺さった。
王家に伝わる自らの愛刀が、胸部に突き刺さっていた。

乳房に突き刺さったファルシオンに力が込められ、振り抜かれ、

父から託された神器を穢されながら、女の部位を切断されながら、
絶望的な苦痛と絶頂にルキナは咆哮した。

ルキナの乳房は切り落とされ、肉体改造される前よりも平たくなっていた。
いや、それどころか、肋骨がむき出しに露出するほどに切り裂かれていた。
腹の中に流し込まれた精液が垂れる両穴。
白濁ではない新鮮な潮が断続的に噴き出していた。
全身穢され、切り刻まれながら、達し続けているのだ。

（折れたり……しなぃぃ……ひぎッ！　またイっちゃうぅ……ッ！）

その日は4月20日。彼女が生まれた日。
この日、聖王の血を継ぐ剣士、王女ルキナは死に、
犯され穢され嬲られることに悦びを感じる女畜に生まれ変わった。


キャンプションが長すぎると思った（KONAMI）