夜のニッキー
by ニクオ
「透き通るような白い肌、すごく綺麗だよローズちゃん」
「やだニッくんたらっ……恥ずかしいよ……」
ニックは今にも全身から肉汁が溢れ出そうなほどに興奮していたが、ローズの体を愛撫するその指先は至って冷静で、正確に秒速三センチメートル、触れるか触れないかのタッチ圧をキープしていた。
アダムタッチ・・・ニックの唯一の特技だった。
耳元で愛を囁きながら大きく円を描くように体を這わせた指先は徐々にその半径を縮めていく。あと少しで、というギリギリのところまで行くと戻す。また大きな円から開始し、ゆっくりと中心に向かっていく。そしてまた戻す。それを何度も繰り返すのだ。秒速三センチメートルというゆっくりとした速度と決まったルートが期待感を煽り快感を増幅させる。声を漏らしながら身をよじらせるローズ。
このニックのテクニックの前ではどんな女性もたまらず、ついには「お願いもう触って!」と懇願するようになってしまうのだ。
それは清純無垢なローズとて例外ではなかった。
「お願い。もう・・・」
最後まで言い終える前にニックの唇がその言葉を遮った。
おすすめのDL同人作品
同人作品PR