ゆうかりん植え付け大改造
by おれんじまんぼう
段階一:苗床を取り込む際、四肢の拘束が行われます。この際、誤って頭部を取り込んだ場合、気管に管を通し呼吸をさせる場合があります。
段階二:苗床の外部に通じる孔のうちもっとも臓器にアクセスしやすい孔を探し、そこに幼体を流し込みます。
大抵の場合拡張が必要で、強制的にこじ開ける場合が多いですが、成体触手の分泌液によりスムーズに短時間で行われます。
段階三:体内に幼体が満ちたら、溶解液が流し込まれます。この溶解液は幼体も溶かす強力なものですが、苗床の体内と幼体をある程度溶かした後に中和されるよう調整されます。
段階四:苗床と幼体の溶解物が体内で再構成されます。この際、内部の栄養たっぷりの溶液は、蝶の蛹のように自ら器官を形成します。獲物の身体的特徴によりますが、その殆どは宿主から栄養液を流し込まれる苗床に不要な消化器官、呼吸器、声帯、神経細胞などを全て生殖器官と幼体が繁殖するためのスペースに作り変えます。
段階5:溶解液の酵素と作り替えられた肉体は、幼体による生殖器官の形成の終了と同時に大型化していきます。また、この際外部からの栄養が必要になるため、生殖器とそのコントローラーとして機能する脳髄を覗き、触手からの導管が多く接続されます。結果としてほぼ四肢は取り込まれたような状態になりますが、それ以前に筋肉質は生殖器の材料に転用されています。
段階6:形成を完了した肉体は、それだけでは苗床と同種族の生物しか妊娠できません。
このため、精巣、卵巣、そして筋繊維をほぼ失った母体の産卵を促進するためのコントローラー役の繁殖虫が植え付けられます。
先に、土台を形成してから繁殖虫は貼り付けられ、その後母体と一体化して母体が機能を失うまで射精、妊娠、産卵のサイクルを繰り返します。
最終段階:この母体の場合、優秀な耐久性を持っていたことと判断され、複数の繁殖虫が植え付けられました。
ほぼ単純な管となっている母体の体内の各所をこじ開けて、幼体が体外に出てきます。
この際、脳部分だけは傷つけないよう本能で識別している幼体たちですが、養分提供とこの無理な貫通により、母体の体はどんどん単純な袋に近づいていきます。
コントローラーとしての脳が機能を止めるまで、サイクルは延々と繰り返します。
寿命のない妖怪がどうなるのか。それは、誰もまだ知らないことです。
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というわけでまたご覧の有様だよ!
苗床系は頻繁に描きますし犠牲者は風見さんですが、何度描いても飽きませんね。
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