ミランシャ　またたび2

by みゆう

みゃあ、ふぅ～」
（ =＾д＾=）つ∴∵∴∴
「ミドラっ、んみぃ！？」
　今度は純粋に、マタタビに酔っているミランシャ姉さんを観察してみる。マタタビ粉を指先に乗せて、ミランシャ姉さんの鼻先に向けて軽く吹く。
　ミランシャ姉さんはマタタビ粉を吸い込んだ途端に猫みたいに甘い鳴き声を出して床に倒れ、部屋中に置いてあるマタタビ入りクッションやマタタビボールを抱きしめる。マタタビは個人差があって、私よりミランシャ姉さんの方が効きやすい。
「んみぃ、んみぃぃ～♪」
　みゃあ、ミランシャ姉さんはこっちが弄らなければ意外と大人しいんだな。理性を飛ばしてマタタビボールをペロペロ舐めている姿は大きな猫みたいで可愛いなぁ。
「……」（づ=＾人＾=;）づ
「んみぃ、…んみいっ！！！」バシッ
「みゃあっ！？」
　悶えているミランシャ姉さんから、そおっとマタタビボールを奪おうとすると、いきなりマタタビボールを投げつけられ、更に猫パンチを食らって部屋の隅っこに畳まれた布団の上に叩き付けられた。酔っていても、私より筋肉量も体格も大きいピューマのミランシャ姉さんはやっぱり力強い（=＞人＜=;）
「みゃああ…」
　布団出しっぱなしにしてて助かった。マタタビ漬けにしたミランシャ姉さんは子猫同然だと思ってたけど、そんな事はなかった。
「んみぃ～んみぃ～♪」
　ミランシャ姉さんは何事もなかった様に再びマタタビボールを握り占めて悶えている。
「…みゃあ」