看1娘使用イメージ
by 古月
極めて人に近く、しかも特殊用途のパーツを装着可能に作られたロボットは、擬人機械としての制約を受けているとはいえ、なぜ普及したのか。
終末的世界戦争は、人の身体のみならず精神に大きすぎる傷跡を残した。
傷だらけの人類が生き残るには、人体の欠損したパーツを補う医療器具と、人の生体モニタリング、そして人格修復技術が早急に求められた。
しかし、人権保護の観点から、臨床実験によって得られる情報の質・量には限界があることがわかった。
そのため、医療器具のテストベッドとしての人工人体と、人格のシミュレーションを可能とするAIを組み合わせ、高度に擬人化されたロボットの開発が行われるようになった。
彼女たちはあくまで、人間の代替物であり、人間と同等の権利は与えられていない。
しかし、先駆けて普及した擬人機械プロトタイプ MFM2XX1 を巡る様々な事件・事故の中で、人類は、擬人機械に対して「愛」の形を試すことで、人類同士の「愛」を修復しようという、先進的価値観を得るに至った。
擬人機械を様々に工夫・改良し、彼女たちを愛し続けることで、人類はこれまで到達しえなかった真の桃源郷を実現しようとしている。
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