抱かれ枕

by しらそ

の敵に強制的に抱っこの形にされて、触手の刺激から逃れたくても、刺激されればされるほどどんどん身体が勝手に抱きついてしまう。
「くそ…離せ…ぇ…こんな…、こんな感覚…ッ…」
みじろぎすればそれは触手に自ら身体をこすりつける結果となり、かえって認めたくない悦楽に身体を支配されてしまう。同時に敵の粘液は、アメテュスの心の抵抗力をそぎ落とし、この格好がもたらす安心感を植え付けてしまってしまう。
どんなに動こうが、敵はアメテュスの身体を離すことはない。認めたくない感覚に抵抗しようとするも、触手の一撫でごとに心を蕩けさせられ、どんどんと思考能力、そして抵抗力を奪われていき………。