安心院なじみの快活!ローション相撲
by ベルジャネーゾ卿
「ローション相撲やろうぜ!お前ボールな!」
卒業旅行を一人寂しく過ごしていた俺が旅館の部屋の温泉風呂を満喫していた時にヤツはやってきた。
安心院なじみ、箱庭学園の創始者(!?)で、ロリババア()で、輪ゴム鉄砲に撃たれて亡くなったと噂された女だ。
「安心院なじみ、よもや生きていたとは…!
しかし!今という時を過ごすにはこちらにとって不都合!速やかに無力化し学園に報告させてもらう!」
温泉で無防備を晒して命を落とした武将の逸話は数知れず、スキルはおろか異常性(アブノーマル)や過負荷(マイナス)とおよそ縁のない俺が徒手空拳で挑んで勝てる相手ではない、が…。
(ローション相撲なら、俺は名人久太郎だ!)
意を決した俺は湯船をザブンと上がり、ミケランジェロとはほど遠い崩れた体をぶるんと震わせた。
学園の闇で活動していたとまことしやかに語られたいわくつきの女は、何処吹く風といった体で全身にローションを塗りたくって俺を煽情している。
「同条件で相手してもらえると思ってるようなら≠(ノットイコール)だぜ、千本勝負+アフター付きのスタンダードルールがお望みなら…これでイーブンってとこさ☆」
両腕を頭の後ろに組み、見事なプロポーションを披露する彼女の目には余裕の色があった。
対峙する俺の目にもはや迷いは無かった。
「すみませんお嬢!玉(ボール)2つと流血は旅館の人の迷惑になるし、勘弁なんでハンデで眼鏡付けてくださいまし!」
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