爆乳淫魔ハンターが手足を没収され理不尽な尋問を受ける話。
by 猫又小町
そこは冷たい鋼鉄の一室だった。
壁には一文――『捕虜収容室』とだけ書かれた木製のプレートが掛けられている。
その部屋にいるのは二人の女。片方は絶世とさえ形容できるほどの美女だった。
胸はゆうに100を越えているだろうサイズ、だというのにその形は崩れることなくツンと上を向いて丸みを帯びている。
女性らしい部分はムチムチとした脂肪に覆われていながらも引き締まるべき部分は薄く筋肉が浮かび上がっていた。
正真正銘、極上の肉体だ。
彼女の名はシオン。ハンターの最高位であるS級の位を持つ凄腕の淫魔ハンターであった。
だが彼女には手足がなかった。四肢のないシオンの手足には円盤のような鋼鉄の枷が嵌められており、その先には鎖が繋がり拘束台へと彼女の身体を固定していた。
そして、シオンは台の上で芋虫のような身体をもじもじとくねらせながら身悶えている。
「ああ゛……も、もう、ゆる゛ひ……」
シオンが許しを乞うのは一人の女。
シオンほどではないが彼女も豊かで美しい肉体を持っていた。顔の造形に至っては少し神経質で鋭い印象を受けるものの道行く異性を何人も振り向かせるほどの色香を放っている。
彼女はリーン。人里離れた迷いの森に暮らす魔女だった。
リーンはその身に宿した高い魔力ゆえに人々から差別されてきたという過去を持つ。そして、それは彼女が非道なる魔女へと身を堕とし心根を歪めることになった原因にもなっていた。
「どうやってこの場所を知った? 目的は?」
過去調教を受けた全身弱点の身を晒したシオンを襲う理不尽な尋問。
もう何度目になるかも分からない。数えるのも馬鹿らしくなるほどに繰り返された問いかけだ。
淫魔を追い迷いの森へやってきたシオンの最後の記憶は甘い香り。
そこからの記憶はなかった。気がつけば手足はなくこの台の上に拘束されていたのだ。
台は傾斜がついており、まるで虫の標本のようにシオンを磔にしている。
魔女が言うにはシオンの手足は切断したわけではなく転移魔法を応用し預かっているだけだという。
手足がなくてはハンターを辞めるしかないどころか、まともな日常さえも怪しい。
なので少なからずその事実に安堵したシオンだったが、本当の絶望はここからだった。
シオンは話せば分かってもらえると思っていたようだが、魔女はシオンが偶然この場にやってきたとは考えなかった。
何かの目的があり、自分を探しに来たのだと、そう疑った。
シオンは当然身の潔白を訴えたのだが疑い深いリーンはシオンを信用することはなかった――
「お、おねが、ひます……ゆるひへ……ふらは……ひ……」
繰り返される尋問は確実にシオンの心を少しずつヤスリのように削っていく。
必死に哀願するシオンだったが、そんな彼女に苛立ったように魔女は高圧的な言葉を続ける。
「じゃあ本当のことを言いなさい!」
「ほ、本当……なんれす……信じて……くら、はい……」
魔女の怒りがシオンに突き刺さる。
「ふん、まだ喋る気にならないのね」
それはまさに悪魔の証明だった。
無実の証明ほど難解なことはない。しかもシオンは言葉だけでそれを理解してもらうしかないのである。
どうにかして信用を得るしかない。だが、そんなシオンの思考を甘い刺激が邪魔をする。
「じゃあ薬追加ね。これで四本目……そろそろヤバいわよ?」
魔女は注射器を取出し、シオンの首筋に打ち込む。
抵抗する術のないシオンはそれを受け入れるしかない。
ひんやりとした液体が入ってくる感覚、その一瞬後に焼け付くような熱さが身体の中から湧き上がった。
「ひ、ひぃぃぃぃぃぃぃっ!!? あああっ!!! ひあああっ! やっ、やあああっ!!」
子宮がギュウゥゥゥッと収縮し、痙攣の波が脊髄を伝い、脳にまで走る。
乳首とクリトリスは強烈な疼きに加えて破裂しそうなほどの圧迫感を与えてくる。
限度を知らない発情に全身の切なさが爆発し、薬物がシオンの女の本能を貫いた。
「不能になった魔物の交尾実験用に調合した試薬……これは成功かしらね。人に使う想定はしてなかったけど」
魔女は冷静に分析と思考を繰り返していく。
もはやシオンは捕虜であり、魔女の実験用の研究動物にも成り下がりつつあった。
魔女はシオンの爆乳に手を伸ばし、その張りのある胸を揉みしだき始める。
「あひぃぃいっ!? あああっ! いやっいやああっ!」
軽く撫でただけでシオンは悶絶し、狂ったように喘ぎ鳴く。
その感度は人間を遥かに超えていた。彼女は目を見開き、ガクガクと震える。
「喋らないならそれでもいいわ。あなたはここで捕虜を拷問する道具と調合薬の実験台になってもらうわ。人間の検体は貴重だからね。ま、精々早めに狂えるように頑張りなさい」
「イくッ!? イグゥウウウッ!!」
それからもシオンは身の潔白を訴えるのだが、やがてやせ細った心が折れ魔女の言葉を肯定してしまう。
だが、シオンは本当に何も知らなかったのだ。次にここを知った経緯を聞かれるのだが、我が身可愛さに咄嗟に嘘をついただけのシオンが何も答えられるはずがない。
結局その言葉は魔女の猜疑心を呼び起こし、更に尋問を苛烈なものへと変えるだけの結果に終わった。
「あァ゛ああああああ!! む、無理゛、もう無理ぃぃ!?」
「じゃあ全部答えなさい。搾りカスになるまで情報を喋らない限り解放はしないわよ。手足も返してほしいんでしょ?」
「じらな゛いんですうううっ!! おねがい、らから……っ、ゆるひへ、ゆるひてくらはいぃぃいっ!?」
魔女はシオンの言葉を嘘だと断じ、さらに激しい尋問を行う。
もはや彼女にできることは魔女の信用を得ることができるその日まで、潔白を訴えかけ続けることだけしかできなかった。
そして、この日も――
「しっ、しんじへ……信じてくらはぁいいぃぃいいッ!!!!」
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