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2024-06-15 06:29:25 に投稿
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【Skeb】ある少女の結末。(OC蓮歌出産IF)

by 日幟

ある時は若い獣欲の発露として、またある時は言語に尽くせぬ愛情の証として。
理由はともあれ蓮歌が幾度も胎内に受け入れてきた愛しい男の牡種。そのひとつが実を結び、
今この世に産まれ落ちようとしている。
夜半に自宅で破水した蓮歌は、搬送されたかかりつけ産院のベッドで朝を迎えた。
陣痛間隔が短くなったのでNCして分娩台へ。身を裂くような下腹部の痛みをこらえつつ、
両脚を大きく開く。手入れが行き届かず黒々とした股間の茂みから、毛質の違う塊が見え隠れしている。
すでに胎児は蓮歌の子宮からまろび出て、出口を求めているようだ。
助産師の合図とともに長い呼吸を繰り返す。腹筋に力を入れると痛みは強くなる一方で、吐き出す息は
悲鳴そのもの。
胎児の身体が時間をかけて、徐々に蓮歌の外に引き出されていく。残りがスムーズに抜け出るように
助産師がときおり胎児をくるくると回すが、そのとき母体の蓮歌は内側を抉られるような苦痛に苛まれる。
汗、涙、涎、鼻水、そして胎内の羊水。蓮歌は全身の穴からあらゆる水分を噴き出しつつ、あらん限りの
声を上げ嗚咽する。
(いたい、くるしい、あつい、しんどい…。はやく…おわって…ぇっ…!)
蓮歌の脳裏を何度も同じ語彙が駆け巡り、意識を手放しそうになる。永遠の拷問にも思えた時間が過ぎ、そして、
下腹部の圧迫感が急に軽くなった一瞬後、猫の鳴き声のように高く、しかし力強い産声が聞こえた。
「よく頑張ったねえ!赤ちゃん産まれたよ!!」
分娩台の傍らで血圧計を注視していた看護師が労いの言葉をかけるが、痛みから解放されて朦朧とした
蓮歌には、間の抜けた曖昧な返事をするのが精一杯だった。
(あ…やっと、おわった…つかれたぁ…)
そして疲労困憊の蓮歌の意識は、一時の休息を求めて深い眠りに落ちた。(了)

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