囚われのセイクリッドクレール その3
by hachi
罠にかかり捕らえられたセイクリッドクレール。
敗残の虜囚に与えれた役は凄惨な凌辱劇、その主演だった。
監禁された純白の変身ヒロインにあえて僅かに残された魔力。
決っして魔道獣に届くことはないその力をもって清純ヒロインは健気にも抵抗する……。
だが、その貧弱な抵抗は凌辱者、魔道獣の嗜虐心をおおいに刺激した。
かつて自らの同族を容易く屠った変身少女。
圧倒的な強者。決して手の届くことはないと思っていたその高み。
だが今、そこにいるのは<ちょうどよい具合に>力を抑えられ、
ただただ獣欲を満たすにちょうどよい脆弱な雌でしかなかった。
手折られ、組み伏せられ、穢されていく少女の肢体……。
昼夜の違いなく続く陰惨な獣との交わり……。
そんな日々の中でも助けが来ることを信じ諦めはしない気高きヒロイン……。
だが、やがてそれにも終わりが訪れることとなる……。
薄暗い牢獄に拘束された少女の荒い吐息が木霊する。
「ようやく”実り”おったか……」
<実験体>を見つめ老魔導士がつぶやく。
実験体-セイクリッドクレールは無残な姿を晒していた。
乱暴に扱われた少女の肢体を包むコスチューム-変身ヒロインを象徴するその衣はところどころ破れ、
引き裂かれ、もはやかつての気高き姿は僅かばかりしか伺えない。
だが、コスチュームの汚損などたいした問題ではなかった。
セイクリッドクレールの、少女のその胎は魔道獣の仔を宿し大きく突きあがっていたのだから……。
若き頃より究極の生命体の創造を志向した老魔導士。
彼が辿り着いた答えは強大なる魔力を宿したセイクリッドヴァース、その胎を用いた魔道獣の<製造>。
そして今まさに、長年の研究の実験体、その成果が目の前に転がっていた……。
「くぅ…ふぅふぅ……ぎぃ……!」
歯を食いしばり呻くセイクリッドクレール。
その美貌は涙・よだれ・鼻水-あるいは魔道獣の体液かもしれない-ありとあらゆる液体と苦悦に染められぐちゃぐちゃになっていた。
受胎によりさらに大きく肥大した両乳房からは赤子の誕生を待ちきれないかのように母乳が滴り、
また、淫胎の主も早くその極上のドリンクにありつきたいのか内側から激しく蠢いている。
腹の芯を貫く痛みが始まってから既に数時間がたち、
また産みやすいように-あるいは経過観察が容易いように-むりやりこじ開けられたM字開脚の根本は破水により大きな水たまりを作っていた。
「産みた…くな……いぃ……!産み…いぎぃぃいい!?」
ただただ執念のみで生命の摂理に抗うセイクリッドクレール。
だが、その少女のなけなしの抵抗も生命の神秘の前には大した役には立たなかった。
「あぁ……出てきて…いま…す…!いやぁ……出て…こないでぇ……!!」
柔肉をこじ開け魔道獣の幼体、その頭が覗く。
少女の腕ほどもある魔道獣のペニス、強烈なソレでさんざん蹂躙・拡張されたはずの膣道はしかし子を産み落とすにはまったく足りていなかった。
自らの内から這い出でるその感触に苦しみ、悦叫をあげるセイクリッドクレール。
かつて数多の魔道獣を屠った変身ヒロイン。
そんな少女を過去にないほど苦しめているのはかつてないほどに脆弱な、しかし生命力にあふれた自らの仔であるのはなんの皮肉であろうか?
「ふ…ふぅ…ぎぃぃいああぁぁああ…!?」
肉リングをミチミチと押し広げクレールの仔がその姿を現す。
現れたその姿はセイクリッドクレールをつがいとする栄誉にあずかった魔道獣、その姿にそっくりであった。
まったく母親の面影を残さないその姿はまるで、王族としての高貴な胎が、少女の卵子が、完全屈服したのを象徴するかのようであった。
びちゃぁ…どしゃぁ……
産声を上げその全身を下界へと曝け出す魔道獣とセイクリッドクレールとのこども。
まったく母親とは似ても似つかないその姿、
しかし脈動を伝える臍の緒がたしかなつながりを感じさせ、心身ともに打ちひしがれた少女をさらなる絶望へと突き落す。
「くくく…くあははは!成功したぞぉ!!」
「次は××と…!いや※※も試してみるか……?」
実験の成功に狂喜する老魔導士。
その姿を虚ろな瞳に映すセイクリッドクレール。
自らの処遇を嬉々として語るその声は確かに耳に入っていた。
が、憔悴しきった少女にはなにもできることはなかった……。
「……ひぃっ!?」
自らのお乳を求め臍の緒がつながったまま乳房に吸い付いてくる血の繋がった我が子。
そんな化け物と不意に目が合ったクレールは短く息をのむ。
なぜならその瞳は、
少女とまったく同じ色をしていたから……。
どこか夢、悪夢のようですらあった出産劇。
だが、その瞳と瞳が。
確かな繋がりが。
この悪夢が現実であると…。
少女に突きつけてきていた……。
「いあやぁああああ……!」
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