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2022-12-04 11:36:18 に投稿
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科学探偵団 くいしんぼう担当のおんなのこ

by もっさうめし

※リマスターしました。
※次;https://nijie.info/view.php?id=527010

「おじちゃん!」
いつもの元気な声。
「いらっしゃい、今日は何にする?」
「ごめん、今日はアルバイトさせて。」
「ああ、そう。じゃあ、なかで待ってて。あ、ちょっと。はい、まかない。」
「ありがとう、じゃあ待ってるね。」
私の店の一番最初のお客さん。もう、5年もの付き合いだ。

「はい、いらっしゃい、ボク。何にしますか。」
サービスのチラシをもって入ってきた小さなお客さんに声をかけた。
左右を見回し、自分に声が掛けられたのだとわかると、べそをかきだした。
「どうしたの、ボク?」
泣き出してしまう。
「あきこ、おんなのこだもん、かわいいおんなのこだもん。」
「あ。」

当初は、高級志向のハンバーガーの店だった。
小さな土地がとんでもない値段で売れて、道楽で始めた店。
その経営方針転換にも、彼女が関わっている。

最近、彼女が食べに来ない…。
店の前を掃除していると、たまたま通りかかった。
「こんにちは、最近こないね、どうした?」
「…あのね。」
父親はしょっちゅう職を変える人らしく、経済状態が厳しいらしい。
「おじちゃんのハンバーガーはおいしいけど…。」
私は自分が金持ちになって浮かれてたことに気が付いた。
「よし、おじちゃん、あきこちゃんが毎日たべられるような値段で、今のよりおいしいハンバーガー作るよ!」
「ほんと!」
「だから、これから完成するまで試食のお手伝いにきてね。」
「やったぁ!」

ここから、店の代名詞となる「ビックリバーガー」が生まれた。
私の店は順調。町の成功者になっていた。
しかし、彼女は苦難が続く。父親が入院したのだ。

「おじちゃん、働かせて。」
「小学3年生は雇えないよ…。」
「…。」
「おじちゃん、写真が趣味なんだ、モデルやってくれるなら、いくらか出すけど。」
「やる!」
「いくらほしいの?」
「時給5000円?」
「ははは、そりゃヌードモデルの値段だね。裸になる?」
冗談のつもりだった。
「…なる。」
私の中の悪魔の舌なめずりが聞こえた。

父親はほどなく退院した。私の口利きでCATVの職も紹介した。
だが彼女との秘密のアルバイトの関係は続いている。
私の理性を削りながら。

-つづく-

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