あらま学園　ぽっちゃりの生徒　

by もっさうめし

○月×日
おじさんのところの下宿のお掃除の日。
おやつとおこづかいがもらえるので、私にも好都合。
下宿人は今回も若い独身の男の人。
掃除してもらえるがありがたいらしく、
クッキー詰め合わせをもらう。
どんなひとかな？

○月△日
まだ会ったことないけど、
今度の下宿人はだらしない。
弁当ガラはおきっぱなし、
靴下は脱ぎっぱなしで部屋は散らかし放題。
ベッドの上、エッチな本が開いたまま。
すごいポーズの女の人、マチコ先生に似てる。
新聞とまとめて縛って部屋の隅に積んじゃった。

○月☆日
掃除を終えて母屋でおやつをいただいていると、
下宿人が帰ってきた。
まさかの山形先生！

○月◇日
下宿人が山形先生だったという話をお母さんにしたら、
売れ残りのお刺身やおかずのおすそ分けを持っていってあげなさいって。
そしたら、持って行ったほうのおかずを食べるから、弁当食べていけって。
やったぁ！と思って、お茶入れようとしたら、
つまずいて、先生の胸にとびこんだみたいに。
「まる子くん、先生と生徒だから、ね。」なんて言ってたけど
鼻の下をのばした顔。
わたしは全然そんな気はないのに恥ずかしくて逃げ帰った。
でも、抱きとめられたとき、ドキドキした。
健太君ごめんなさい。

○月□日
器がきれいに洗って置いてあった。
「ごちそうさま。おいしかったよ。」のメモ。
でも、エッチな本が開いたまま。
制服きた女の人が胸をはだけたりしてる。
器の代わりに、テーブルの上に開いたまま置いてきた。

○月※日
今度のエッチな本は、太った女の人ばかりが載ってる。
まさか、ね。

○月〓日
おすそ分けに行くと荒い息だけが聞こえる。
そっと覗くとヘッドホンをして、ビデオをみている。
画面には、ぽっちゃりとしたわたしぐらいの女の子がはだかで…。

背中越しだからわからなかったけど、
保健で習ったマスターベーションをしてたんだと思う。
不潔！と思って、おかずを置いて帰ろうとしたとき、
「まるこ～」って声がしてびっくり。
呼ばれたかと思ったみたけど、違った。
「まるこ～、すきだすきだすきだ～」
って、言いながらごそごそしてた。

どおしよう…。