姉の仇に…(其之拾捌)

by 砂蛮児

仇である自分に挑んで来た鬼狩りの娘を玩びながら吸う乳は格別だ
しかも 驚いたことに先程まで生娘であったにも関わらず
何故か"母乳"まで出るというのは嬉しい誤算であった
無抵抗な娘の乳を貪り、啜り、鈍い水音と共に母乳を喉へ流し込む…
あえて両腕を自由にし無駄な抵抗を散々楽しませてもらったが
今では力尽き まるで己が体を捧げるかの様に横たわっている
しかし、娘は力を振り絞るかのように震える腕を持ち上げはじめた
無駄だと分かっていながらまだ抵抗を続けようというのか
人間というものは本当に美しく素晴らしいものだ…
だが、意外な事にその腕はまるで愛しい者を受け入れるかのように
仇である自分の頭を優しく抱き寄せたのだ