応援してくれる、ビックリマークのおんなのこ
by もっさうめし
なんで、こうなっちゃったのかなぁ。
だめだなあ、あたし。
あたしを応援しなくっちゃ。
「…がんばれ、がんばれ…。…がんばれ、がんばれ…。」
-数時間前-
「じゃあ、マラソンでいい成績だったら、ごほうびあげるよ。」
幼なじみの修太くんをたきつけるため、こんなことをいってみた。
本気を出せばすごい…はず。
「まじ?じゃあ俺ちょっとがんばっちゃおう。」
「がんばれ、がんばれ。」
うちの学校は、マラソンの特待生がたくさん。10位に入ることも難しい。
ところが、ごほうびにつられたのか、3位に入ってしまった。
本気なら全国レベルだったんだ。
3位の旗を持って立っていると、
「ごほうびなにかな?」
「あとで、D階段の屋上に来て。」
:
「3等賞だったんで、出玉はこのぐらいで~す。」
おどけながら、体操着をまくり上げる。
「は?なめんなし。結果と賞品のつりあいとれてねーよ。」
しっかり、携帯で撮ったくせに。
「銅メダルなら、玉ちゃんのカラダかな。」
「な!!」
抵抗する間もなく、下着ごと短パンをおろされる。
「昔とかわってねぇな。こっちは育ったよ。」
大きすぎる。
「早いとこ済ますか。」
「おねがいだから、初めてだから、やさし、いたぁ!!」
「狭いけどいいねぇ。さぁよく鳴けよ。ひらけ!」
「いたい、いたぁい。」
「ほらぁ、今度は自分を応援しないと。言ってみ?」
「ぐすん…がんばれ、がんばれ…。」
「よくできました。」
「わたしのこと、すき?つ、つき合ってくれる?」
「ああ、玉ちゃんがパンクするまでつつきあってあげるよ。」
「!!」
地獄と天国を感じながら、修太くんが満足するのを待った。
:
「玉ちゃん、やっぱ顔が好みじゃないから。じゃあね。」
「え。」
「記念に短パンとパンツはもらってくよ。」
「ひどい、ひどいよぉ...。」
プレートを置いて、携帯をいじると立ち去ってしまった。
こんなのって…。
:
「おい、修太の『開放台』きたぞ!」
「あいつひでえwww玉ちゃんじゃん。」
「だれよ?」
「あいつの幼なじみ。」
「キチクwww。」
:
あたしを応援しなくっちゃ。
「…がんばれ、がんばれ…。…がんばれ、がんばれ…。」
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