衣装に操られる……。

by なますて工房

ルナ「よーし、今日はこの洞窟を探検するぞー！」
今日も元気なルナは見慣れない洞窟を発見した。
ここが行方不明者が跡を絶たない場所とは知らずに。

洞窟に足を踏み入れてから数分後…、突然、ルナの手袋・ブーツが怪しく光りだした。
ルナ「なにこれ…っ。……！！」
ルナ「！！（…手足が…、動かない…？！）」
　　ー ルナの手は手袋に操られるように地面に落ちていた"沈黙のネックレス"を手に取り首に巻いた。
ルナ「（うぅ…。変なの装備しちゃった…。声が出せない……魔法も使えない……）」

ルナ「…ん…ん…。（やだやだ…、足が勝手に…）」
　　ー ルナは自分の意志と反して謎の魔法陣へと歩みを進めた。
　　ー 魔法陣からは怪しい魔力が放出されている。
ルナ「（止まって…、うぅぅ…、だめだめ……）」

身に付けている衣装に身体を無理やり動かされて、
自ら罠にかかりにいくかのように強制的に歩かされるルナちゃん。