鈴花心願抄
by 朱院蒼紋 skeb募集中
生暖かく柔らかい肉厚の舌に、燐は目を閉じて自身の舌を絡めた。鼻から吸い込んだ空気に潜む、空の唾液の匂いに、体の芯まで発熱したのを感じる。
「ん、ちゅ・・・・・・ん・・・・・・」
「ううんっ!?」
狭い部屋の中では甘い嬌声と、指に絡みつく粘膜の水音が鳴っていた。鼻から息を吸い込めば、嗅覚器を濃密な女の匂いが包み込む。燐は右手を空の局部に差し込んでおり、中指を曲げて内壁を引っ掻きながら、親指でもっとも敏感な部分に愛撫を繰り返していた。
地霊殿の一室、霊烏路空のベッドの上で、二人は向き合って座っている。自分も空も一糸纏わず、ベッドの白いシーツの上に臀部をぺたりと付けていた。顔を真っ赤にした空が身を震わせると、同調して、彼女の背から生えた黒い翼がふわりと揺れる。
燐は舌を引き抜いて空に微笑みかけた。
「んっ・・・・・・ぷっ、は・・・・・・お空・・・・・・」
「ん、くあっ!?いやっ、苦しっ、お燐・・・・・・!」」
「ふふっ、苦しいのは発情期だから当たり前じゃない。こんなにシーツに染みが広がって、すごい甘酸っぱくていい匂いがする」
「やだっ、言わない、でっ・・・・・・んくぅ!?」
空の下はまるでお漏らしをしたように、直径三十センチにも広がった染みと、今もまだ秘部から飛び散る飛沫が点々と痕を刻んでいる。彼女は黒髪の下で肩を震わせながら、片目を閉じて快楽に打ち震えていた。
「あっ、あはっ・・・・・・」
だがそれは何も空だけ、と言うわけでは無い。
(んっ、ふっ・・・・・・気持ち、いい・・・・・・)
自分の臀部の上から生える二股の尻尾。それでこっそりと、自分の下を燐は擦り回していたのだ。柔らかな羽毛が、粘膜に触れて刺激を残し、くすぐったさが心地良い。
文:紅葉氷雨(http://lunardial.sakura.ne.jp/index.html)
※こちらの絵と文章は抜粋したものです。
フルVerは「蒼紅神祇堂(そうくじんぎどう)」(http://lunardial.sakura.ne.jp/souku/index.html)
から無料ダウンロードいただけます。
相方の紅葉さん(http://lunardial.sakura.ne.jp/index.html)とのサークル「蒼紅神祇堂(そうくじんぎどう)」(http://lunardial.sakura.ne.jp/souku/index.html)にて、鈴花心願抄 : The Heartless Maiden Like Alone Flower - FIRST HALF (東方二次創作小説)を公開しました。サークル作品第3弾です。今回も上下巻に別れての発行で、こちらは上巻になります。下巻は近日公開予定。電子書籍でPDF形式による発表のみになりますので、 PC、タブレットPC、各種スマートフォン等でご覧になられて下さい。また性的表現及び暴力表現を多く含みますので閲覧の際にはご注意下さい。
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