一夜限りの情婦に堕ちるクレジッタ
by 永松平蔵
覇瞳皇帝が失脚して直ぐのランドソル復興期。
プリンセス・ユースティアナ(ペコリーヌ)にうまく取り入り。
復興事業の利権を得たリッチモンド商工会率いる若き女商人、クレジッタ・キャッシュ。
商才と先見の明、敏腕な行動力。
26歳にして、スラム街の極貧からの成り上がり。
あのメリクリウス財団に次ぐ莫大な資産を得る。
財力による、更なる拡大。
そして政治力をも得ようとしていた。
覇瞳皇帝の暗黒治世においても変わらず、長きに渡って政治の中枢に居続けた男、ゴウシン。
貴族議長として他の貴族を束ねているゴウシン議長。
覇瞳皇帝失脚後、政治に疎いユースティアナを巧く操り、権力を着実に固めていた。
黒い野心と腐敗した権力。
彼の濁った瞳は、才ある彼女の別の魅力に釘付けになる。
美しい容姿と豊満な肉体美。
彼女を自分の女にしたい…。
権力欲と同様に性欲も旺盛な彼は、復興事業の委託を直前で止めた。
そして、彼女に契約を持ちかける。
国の事業を一手に任せ、政治の中枢に引き入れる見返りに、一晩抱かせろ、と。
全く身体を売った事が無いと言えば嘘になるクレジッタだが、その行為自体に嫌悪感を抱いていた。
商売を始めるにあたって、封印していた行為。
一晩だけ。
一度だけ…。
一瞬心が揺れたが、断固拒絶する彼女。
しかし、ゴウシン議長を拒絶した途端、これ迄の好調が暗転した。
方々手を尽くし、足掻いた所で、国家権力により潰される。
そして、遂に彼女は一晩だけ、一度だけと条件を念を押し。
彼の提案を受け入れた。
その日。
豪華な邸宅で、ゴウシン議長主催の貴族舞踏会が行われていた。
様々な貴族議員達が彼の機嫌を伺い、挨拶をする。
彼の傍に、扇情的に身体を強調したデザインのドレスを着せられたクレジッタが侍る。
「今日はお招き頂き誠にありがとうございます。…おや、とてもお美しいご婦人ですな」
「いつも美しいご婦人を連れておられますが、特にお美しい」
「この様にお美しく、豊満なご婦人と…オホン…羨ましい限りですなぁ」
貴族達の好奇の視線を浴びるクレジッタ。
まるで、これからこの女を抱くぞ、と公言している様な状況。
嫉妬と欲情の孕んだネットリとした視線が、大きな胸の谷間、身体のラインを舐める。
嫌悪すべき状況下で、彼女は不本意ながら濡れてしまった。
そんな彼女を見透かす様に。
彼は挨拶回りを済ませると早々に、舞踏会を後にした。
豪華な寝室に入るなり、ゴウシンはクレジッタを壁に押し倒し、唇を奪う。
抵抗するも、力強く押さえ込まれ、身体を弄ばれる。
彼の指先が彼女の濡れた場所に当たる。
思わず腰を引くが、もう遅い。
「なんだ、もう濡れてるじゃないか。皆の視線を浴び、興奮したのか?この好き者め」
「ちが…」
耳元で囁かれ、否定もキスで塞がれてしまう。
愛撫されながら、ドレスを乱暴に脱がされ、彼も裸になっていく。
肌と肌が直接触れ合い、互いの体温が交ざり、上昇する。
日頃の高圧的で傲慢なゴウシン議長からは想像出来ない、繊細で丁寧な愛撫。
不覚にもクレジッタはイキそうになり。
その恐怖から、逃げ出そうと試みるも。
捕まる。
「逃がさんぞ、クレジッタ。諦めろ」
後ろから抱き締められ、耳元で囁きかけながら、耳たぶを甘噛みするゴウシン。
「ひっ…」
のけぞった首筋にチクッ、チクッチクッと痛みが走った。
「痛っ」
そのままゴウシン共々仰向けにベッドへダイブし、股を広げさせられた。
(イラスト1)
いよいよ挿入されそうだ。
「あの…議長。ゴウシン議長…」
「何だ?生娘でもあるまいし、今更止める事などせんぞ」
「いえ……ただ…その、ゴムは…」
「はん!そんな物、ある訳がなかろう。案ずるな、孕んだ所で面倒は見る」
「………」
(やはり、後で秘書一号に緊急避妊薬を手配して貰った方が良さそうですわね…)
「それに吾輩の高貴なる子種だ。寧ろこの幸運に感謝をし、安心して孕むが良いわ」
「………」
(冗談じゃない…。…それにしても、日頃の太々しい態度と違い、議長の逸物は随分と…)
(お可愛らしくて、安心しましたわ)
(短小包茎。普段偉そうな人に限ってそういうものですわね…)
(イラスト2)
「では、そろそろ。…犯すぞ、クレジッタ」
(イラスト3)
先程までの卑小な逸物が、みるみると膨張し完全に勃起。
硬く熱くなった逸物は反り返る。
老齢とまではいかないが、その域に近いゴウシン議長のモノとは思えない。
まるで男盛りの、雄のソレだ。
(イラスト4)
日頃からマジックアイテムを収集し、それを駆使してバフの恩恵を受けているゴウシン議長。
逸物の巨大化と若者然とした強い勃起力も、その指輪によるバフによるものなのだが。
追い詰められているクレジッタには気付けなかった。
ゆっくりと硬く太い逸物が膣中に分け入っていく…。
散々愛撫され、解され、濡れているとはいえ、今まで受け入れた事のない大きさ。
ギチギチと広げられていく感覚が、処女喪失のそれを思い出す。
痛みではない、哀しさにも似た感情が込み上げ、涙が自然と溢れ出てくる。
(イラスト5)
奥まで到達しても、まだ余る大きさ。
ゆっくりと、嬲る様に膣を犯すゴウシン。
(イラスト6)
今まで膣挿入で感じた事のなかったクレジッタだが。
奥まで犯される。
初めての感覚に。
快感に。
次第に自らも腰を動かしてしまう。
(…いけませんわ…私とした事が…はしたない……)
(ですが…この男、人としては最悪ですけれど…雄としては…)
(イラスト7)
(…ありえませんわ。私が…そんな…ゴウシン議長の…女になるだなんて…)
(イラスト8)
一番奥、子宮腔に亀頭を擦り付けながら、勢いよく飛び出た精液が膣内を満たしていく。
中で弾けた様な感覚。
熱い液体が広がっていき、種付けされた事を改めて自覚するクレジッタ。
快感で麻痺した感情。
彼を拒絶する心に反して、身体は彼の子孫を残そうと脈動する。
ただ、涙が頬を伝っていく。
(イラスト9)
射精が終わり、少し柔らかくなった逸物が膣から引き抜かれる。
遅れて、膣内に満たされていた精子が溢れ出て来た。
(イラスト10)
一回限りの。
一夜限りの情婦。
クレジッタ・キャッシュ。
はたして彼を拒み続ける事が出来るのか。
朝は遠く、彼女の敗北は近い…。
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