七神リンの敗北
by 永松平蔵
ノノミとシロコが特別教官にネトラレて数日。
新たなエピソードが追加された通知が届く。
裏ストーリーと名付けられた項目をタップすると、第一章が追加されていた。
私の分身であるゲーム中の”先生”も同様に、ネトラレてから性癖が歪んだ様だ。
卑屈な自分語りで特別教官に嫉妬している。
半ば同調しつつ、苦笑いをしながら読み進めていく。
すると、シャーレのオフィスに七神リンが訪ねて来た。
「特別教官…ですか?私は存じ上げません」
クールな黒髪眼鏡で、純白のピタッとした制服に窮屈そうな巨乳のリン。
ゲームを始めてすぐ、一目惚れをしたキャラ。
プレイアブルキャラではなく落胆してしまった程、エッチで大好きなお姉さんだ。
「…そうですか。アロナが紹介した、と。少し気になりますね…」
髪を掻き上げ怪訝そうに思案するリン。
「私にも会わせて頂けますか?」
ドクンッ…。
心臓が跳ねる音がして、タップしていた指が止まる。
選択肢がゆっくりと出て来た。
『うん、会って確かめてみてよ』
『リンも心配だけど…。気をつけて会ってよ」
どちらも会わせる選択肢しかない…。
胸が苦しくなりながら、後者をタップした。
「はい。大丈夫ですよ」
リンが微笑む。
「私はこれまでも先生の事を見てきました。先生以外に素晴らしい大人は居ません」
少し頬を赤らめて目を逸らすリン。
「それでは、行って来ますね」
そこで第一章は終わってしまった。
数日後。
二章が解禁され、恐る恐るタップした。
ゲームの中でも数日が経っていた様で、心配している”先生”の端末に動画が届く。
それにはリンが映し出されていた。
(イラスト)
特別教官を敵視するリン。
凛々しく、美しい。
だが、特別教官は言葉巧みにリンを誘導し、勝負に持ち込まれる。
惜しくも負けたリンは奴の言う通りに服を脱いだ。
(イラスト)
たわわな胸に釘付けになる。
そんな私を見透かしてか、特別教官がリンに囁く。
「ユーの大好きな先生も、喜ぶヨー」
(イラスト)
ねっとりと続く攻めに、徐々に押されていくリン。
私の視線を感じて更に興奮を高めているようだ。
遂に、リンもネトラレてしまった。
(イラスト)
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