【再掲】被験体4号:不適格 ※某P 12/04/06投稿
by 麻瓜
※9年前の投稿に今更ケチをつけられたのでこっちに再掲します
■被験体3号までの改造が進み、我々は新たな被験体(以降此れを4号と称す)を捕獲、1~3号を導入して改造に着手した。
■(2p)被験体3体の遺伝子情報を4号へ投与、肉体内部の変化が始まった。視認できる変化としては、今のところ全身に脂肪がつき始めているくらいである。変化中の肉体は高熱を帯び、また脳波分析によると変化が脳に達するまでの間多大な『痛み』を伴う模様(脳が変化した時点で『快感』に摩り替わるという過去データあり)。
■(3p)主な変化は以下に記す。・左乳房肥大・右乳房が巨大な男根化・臍が女性器化・陰核、大陰唇の肥大・特記事項として、心臓の肥大、皮膚表層への顕現を確認。過去3件の改造例にはない形態変化に、研究員からどよめきが起こる。
■(4p)痛みとも快楽とも付かない絶叫とともに、口腔から男根が顕現。左乳房の肥大は止まらず、乳首が男根に変化。腹部の脂肪が乳房に変化開始。陰核、大陰唇は変化を続け、巨大な男根、睾丸化。……明らかに過去の実験体とは一線を画する変化である。絶叫の後、飛んだ意識が戻る様子がないのが気がかりではあるが……。
■(5p)更に複数の巨大な男根が顕現。また左眼孔から寄生虫のようなものが流出。此れまでに顕現した男根も硬度、滾りを増し、全身に血管を浮き立たせている状態である。被験体4号の意識は既になく、恐らく変化の行程のどこかで精神崩壊を起こしているものと思われる。変化は一通りし尽くした様子で安定期に突入しているようだが、定期的に脈打つように振動するその肢体は完成された『ディーヴァ』と呼ぶには程遠いものであり、実験の結果としては『失敗』と言わざるを得ない。
■(考察)今回被験体として選んだ4号だが、調査の結果『ディーヴァ』の資格を持ち得ない、所謂まがい物であったことが判明した。資格を持たない者にディーヴァ遺伝子を投与したことによる拒絶反応(リジェクション)により、あの様なミスクリエーションに変化してしまったのだ(実は被験体3号も4号同様まがい物だったようだが、ディーヴァに近いポテンシャルを秘めていたと言うことであろうか)。ともあれこの失敗すらも貴重な研究データとして今後に生かしていくことが、我々の責務である。
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