壊れそう

by りと＠ハコジマ

男たちに良いように使われているセリアお姉さんです、何やらだんだん不穏な感じになっているようですね

以下、絵に張り付けている小説の内容です。

このモール・モールという世界に来てからしばらくが経った。
純粋な意味で人間の治める土地があるらしい、そう聞いた俺はそこに向かう事にした。
なんでも人間という種であれば歓迎してくれるらしい。
そして、面白いものが見れるとも聞いた。

人間領の入り口の街に着いたその時だった。

赤いケープのみを着け、首輪にペットのようにロープを括りつけられ役人らしき男に連れられた女に声をかけられたのだ。

女はいやらしく身体をくねらせ必死に俺へと売春を持ち掛け、遂には下半身の穴をくぱくぱと開閉し必死にアピールした。
たかだかパンくず以下の為に必死になる姿は滑稽で確かに面白いものではあった。

哀れに思った俺は一晩その女を買ってやることにした。
せっかく新しい世界に来たのだ。人助けをしてやるのも一興だろう。
それに、この女自体は汚れてはいるものの中々だ。

役人は女の頭を踏みつけ土下座で何度も礼を言わせて、宿の場所と移住を望むなら役所で手続きをするとそのままの体勢で説明し
最後には女を蹴りつけ引きずりながら立ち去って行った。

街の人間を見るにあの女以外はのびのびとしており過ごしやすそうだ。

そういえば、入り口に設置されていた噴水の像も少し変わった物だった。
豚に犯される女の像なんて一体誰が設置しようと思ったのか？
像の足元にはクレヨンの筆跡のような凝った彫りで
「メス豚女王の同族との公開初交尾記念」という文字が彫ってあった。
犯されている女は先ほどの変態女とどことなく似ている気がする。

宿に着いたらあの像や変態女について聞いてみようか･･･。