ご奉仕系メイド便女
by 島村ハト
ノエルは誠実な騎士だが、隠しようのないその恐ろしいまでの奉仕欲求は、既に盲目の域に達している。
生半可なお手伝い程度じゃ気が済まない彼女は、困っている人が声を上げると疑いもせずついていく。
路地裏などに案内されても、『この人は困っている』の一点さえあれば、ノエルは踵を返したりしないのだ。
「なんでも任せてください」
例え突然目の前に汚らしい、不潔な男性器を晒されても、彼女は冷静に地面へ両ひざをつき、しゃがみこむ。
そしてこれから起こりうる何通りかのパターンを頭で考えながら、相手の動きを見て『してほしいこと』を推測し、あくまで『受け』の姿勢で待ち構えるのだ。
何をされても、何をさせられても。
最後に「ありがとう」の一言が貰えたならば、ノエルにとって、これ以上の幸せはないのである。
~『蒲公英風紀録8』~
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