とまらない そのあと
by Ugogogesik
帰り道おもらしちゃんの続きです。
再びskebにてリクエストいただきました。https://skeb.jp/@Ugogogesik/works/4
以下、また長いキャプション芸をどうぞ…w
・ ・ ・ ・ ・ ・ ・ ・
「おうち、着いた…」
スカートも、タイツも、靴もぐしょぐしょ。
すれちがう人から顔を背けつつ、それでも歩み続け…
ちょっと間に合わなかったけど、帰ってこれた。
けど…
(このままじゃ、家の中を汚しちゃう…)
滴るおしっこ。靴も、歩くたびに不快な水音を発していた。
…せめて、靴の中のおしっこだけでも。
ぐじゅ、ぐじゅ…
一歩づつ、音を立て足跡を残しながら、庭の横の蛇口に向かう。
(はやく、すませて、休みたい…っ)
雑にかばんを放り出し、足をあげる。
そして急いで靴を脱ごうとする。でも…
(脱げないっ…、なんでっ!?)
その最中にも靴からこぼれたおしっこが地面を濡らす。
「う、ぅ…いやぁ…っ」
少し子供っぽいけどお気に入りの靴。それがどうしてこんなことに…
マジックテープのバンドをはがす。
でも、手が震えてなかなかうまくいかない…
「はや、く、はがれてよぉ…っ!」
やぶれかぶれで一気に力を入れる。
はがれると同時、勢い良く、すぽっと…
「あ…」
びしゃぁぁぁっ。
溜まったおしっこをまき散らしながら、靴が、脱げた。
新たにおしっこでまみれた、煉瓦とコンクリートの地面。
排水溝に流すはずだった。
失敗した。
また失敗した。
更に自らのおしっこで汚してしまった。
そう思ったら、さっきの失敗ですでに涸れたと思っていた涙が、あふれた。
「最初からこうすればよかったの」
おちついて、いつものように靴を脱いでいけばあんな失敗にはならなかったのに。
しゃがみ、靴に残るおしっこを流す。
びちゃちゃ…
あんなにこぼれたように見えたのに、まだこんなに残ってたんだな…
そんなことを思った。
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