レナ……あの頃は言えなかったけど。
by nom
発売当時、正直言うとあまりレナは好きじゃなかった。
ディアスになびいてる感じがしてなんだかどうにもレナを好きになれなかった。
ラクールかなんかで武具大会だかなんだかでディアスについていくレナが、
「なんでそんなこと言うの?……」みたいなこと言っていて、
子供ながらに『なんだよ!あんなに僕の事(当時自分の名前を主人公につけて、自分が世界に入り込むガチRP型のプレイを好んでいた)好きな感じだったのに!』『女の子ってわからね~~!!』と思ったものである。
レナを好きになれなかった僕はプリシスやチサトが好きになっていったのだ。
レナの事なんかキライ。レナなんか興味ない。プリシスやチサトの方がかわいい。
僕はプリシスやチサトのP.A.を見るたびにそう思っていた。
しかし僕の心は満たされなかった。
何週も何週もSO2をプレイしていた僕は武具大会のとこでどうしても心が乱されていた。
何度見てもあそこでモヤモヤした怒りとは違う感情を感じていた。
それから数年後(もしかしたら数か月後だったかもしれない)、
レナの事などとうに忘れていた頃、所持していたスターオーシャン2の攻略本の表示が目に入った。
『懐かしいな~……。……ん!?』
パンツである。
そこには確かにパンツがあった。
攻略本の表紙イラストにさりげなくレナのパンツが描かれていたのだ。
購入当初は全く気付かなかったが公式イラストにも関わらず、
物語のメインヒロインのパンツ。パンティ。ショーツ。
秘部を隠すための純白の薄い布が描かれていたのだ。
僕は勃起していた。
今でも覚えている。
未精通だった僕だが『チンチンが硬くなった……なんかすごくムズムズする……。』
そんなことを考えつつもどうすればいいかわからない。
オナニーしたことないどころか、
そもそも精子が出るなんてことも知らないほど性知識に疎かった僕。
唯一わかることは『女の子のパンツを見るのは恥ずかしいこと』という「感覚」だけであった。
部屋で一人レナのパンツを数十分眺めた後、自分の部屋の本棚の目立たない場所に攻略本、
いや『レナのパンツ』をしまい込んだ。
本をしまったあと、ベッドにもぐりこんだ。
高ぶった気持ちが鎮まったころ、僕は深く深く思考し、ついに、数年(数か月?)がかりで気がついたのだ。
僕が一番好きだったのはプリシスでもチサトでもない。
レナだったのだ。
僕はただ嫉妬していたのだ。
本当はディアスについていってほしくなかった。
自分のそばで武具を探すのを手伝ってほしかった。
大会で戦う僕をそばで一番に応援してほしかった。
『レナいかないでよ!僕を応援してよ!!』そう言いたかった。
でも与えられたストーリーの中で感情移入するしかない僕はただレナの行動を否定するしかなかった。
レナの行動を意味がわからないと糾弾して嫌うしかなかったのだ。
僕はレナを女性として愛していたのだ。
未精通だって男なのだ。
子供を作りたい。
この女を自分の精子で孕ませたい。
きっと無意識下でそう思っていたのだろう。
だからディアスに奪われそうになって嫉妬していたのだ。
弱い自分はディアスに勝てないから自分を正当化するためにレナを嫌おうとしたのだ。
大人になった僕。
性知識、性交経験も共に当時の比ではなくなった今でもレナのパンツを見る無性に興奮する。
しかし、パンツでは足りない。
その先が欲しい。
薄い布の裏側にある聖地に至りたい。
今なら言える。
はっきり言える。
当時言えなかった。否、わからなかった、本当に言いたかったこの言葉。
『レナ……おまんこさせてくれないか?』
追伸.
レナのパンツでシコりたい方は「スターオーシャン セカンドストーリー 惑星探険ガイド 」
で検索。
さらに宇宙の神秘に一端の触れたい方は「スターオーシャン キャラデザ 同人」
とかで色々調べると探索者として新たなステップを踏めるかもしれない。
最後に、名前は出さないですがレナのキャラデザをしてくれた某先生。
僕に性春を与えてくれて、
本当にありがとうございました。
あと、言い忘れてたけどこれリクエスト頂いたものです。
(リクエストと言っていいのかわからんけど……)
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