[宣伝]　ナマイキ魔道士♀

by ハくロノフ人

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【内容】
(1P)
　とある道具屋店頭にて、ひとつの杖を手に取る女魔道士。
(へえ…純度の高い魔石がふんだんにあしらわれ作りも丁寧で見事。こんなド田舎の小汚い店でとんだ掘り出し物だわ。のぞいてみるものね)
「店主、これ貰うわ。いくら？」
「へい、ありがとうございやす！こんなもんで…」
　尋ねられた店主が金額を提示。
「は？冗談でしょ？あんたこのアタシからぼろうっていうの？」
「え、そ、そんな滅相もない…！」
「だったらまけなさいよ。こんな芋臭い店の品をアタシほどの魔道士が使ってあげると言ってるのよ。ありがたく献上なさい」
　尊大な態度の女魔道士は杖をマジで二束三文で持っていった。

(2P)
　どうせ返ってくるからいいけど

(解説ページ)
・杖の中に魔法発動時に注がれた魔力の3%程を使用して術者に催眠魔法をかける術式の組まれた魔具が入っている。杖自体のものがいいので3%削られても並の杖の100%より出力はずっと大きい。
・術者の発動する魔法に比べ使用される魔力が少量な上魔法発動時は周囲や体内を自分の魔力が巡るので自分の魔力によってかけられるこの催眠魔法は気づかれにくい。
・魔道士の多くは精神系魔法攻撃に備え精神防御をはっているのでそう簡単にはかからない。しかし長期間にわたって同じ魔法を頻繁にかけられ続けることを想定したものではなく徐々に浸蝕される。
・精神防御は精神攻撃魔法や呪いによる干渉を防御する防壁であり精神を正常に保つ機能はない。

(催眠の内容)
・店主の男に全てを捧げたくなる。
(店主を知らなくてもすり込まれる)
・そのことを他者に気づかれてはならない。
・思考から精神攻撃を受けている可能性を
排除。