悪魔の様に妖艶な嬢
by 永松平蔵
仕事終わり。
先輩に「良い所あんだよ」と半ば強引に連れて来られた、初めてのお店。
繁華街の隅、隠れる様にひっそりとある、如何にも怪しげな雑居ビルの地下に、そのお店はあった。
僕の童貞はこの店の嬢に捧げるんだ…。
そんな感慨というか、まだ失ってもいない喪失感というか。
半ばセンチメンタルな感傷に浸りながら、推しの嬢について熱弁する先輩をぼんやりと聞き流し入店した。
「スペシャル相乗りタイム」
こういった所に疎い僕にだって非常識というか、ありえないメニューがあった。
嬢が許せばなんでも有り有り、ただし他の客と共有…と。
上手い奴は安い料金でやりたい放題出来るが、下手すると何にも出来ずに終了する…みたいな弱肉強食なメニュー。。
ビギナーには厳しい…とは思うのだが。
いきなり一対一と言うのも気が引ける…というか、緊張して勃たなかったらどうしようって不安もない訳でもない。
抵抗感も無くはなかったが、これも後学の為、自己投資と思い先輩に合わせて選択した。
係りの男性に案内された一室に、すでに先客が全裸で待機していた。
「お客様が揃いましたので、これよりお呼びいたします」
そう言って男性が出て行ってまもなく、華奢なのに胸が大きく可愛らしい女性が登場した。
メイク、髪色、独特な雰囲気を持つ彼女。ピアスやタトゥ…。
悪魔の様な…それでいてなんとも淫靡な雰囲気。
自然と彼女に引き寄せられる様な感覚に陥った。
皆も同様なのか、ゾンビの様にゆっくりではあるが近づいていく。
その光景は異質である筈なのだが、美しいものを汚す、汚れる光景を想起させ背徳的な高揚感があった。
彼女はジワジワとコンクリートの壁に追い詰められ、遂に捕まってしまう。
男達にキスされ、身体を撫で回され、大きな胸を虐められ、捕食される餌の様に弄ばれている様に。
僕の肉棒はガチガチに勃起してしまった。
男達に囲まれ、パイズリをしている彼女の傍に僕は勃起した肉棒を近づけた。
すると彼女は微笑んで僕の肉棒に触れる。
少しひんやりとした、小さく柔らかい手の感触。
優しく愛撫する手の動きに合わせて、指輪の刺激を相まって直ぐにでもイキそうになってしまう。
亀頭を愛撫する彼女の舌が二股に分かれていた。
あぁ…僕が、僕たちが彼女に食べられているんだ。
精液と金を搾り取られる、僕たちは彼女の餌なんだ。
そう悟って、妙な安心感を得ながら僕たちは彼女に食べ尽くされた。
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