【skeb】スパンキングマミあきゅすず

by えゅろ

skebでご依頼いただいたイラストです。
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＜依頼者さんからいただいた小説＞
∮1

肉が肉を打つ乾いた音。
粘液が混じる湿った音。
絶え間ない黄色い喘ぎ。
それらは時には調和し、時には雑然とした旋律を奏でていました。
奏者は二人。
一人は女性。わたしの愛しいあなた。
一人はそのつがい。忌々しいケモノ。
四つん這いとなったあなたの後ろから、荒々しくケモノが責め立てていました。
あなたの臀部は、ケモノの平手によって真っ赤に染め上げられ。
あなたのナカは、ケモノの自身によって余すことなく蹂躙され。
あなたの表情は、痛みと快感によって見る影もなく蕩けきっていました。
わたしはその隣で、あなたの乱れる様をじっと見つめていました。
声は上げられます。
手足も動かせます。
けれども、わたしには二人へ干渉する権利がありませんでした。
何故なら、ケモノからの罰なのですから。
あなたとわたし、二人の罪なのですから。
ーーごめんなさい、ごめんなさい。
しきりに許しを請うあなたに反して、ケモノの行為はより一層激しさを増していきます。
それでも反省の色は見えず、あなたの声色は甘くなるばかりでした。
あなたにとって、もはや謝罪に本来の意味はなく、更なる昂りへの足がけに過ぎないのでしょう。
そして、ケモノもそれを承知していました。
あなたと、ケモノと、わたし。
今このとき、ここは三人だけの楽園でした。

∮2

わたしの恋は、実らせてはいけないものでした。
愛しいあなた。
幼い頃から成長を共にしてきたあなた。
喜びも悲しみも分け合ってきたあなた。
わたしの視線が友愛から情愛に変わってしまったのは、いつからなのでしょう。
同性というのに体を欲するようになってしまったのは、どうしてなのでしょう。
わたしでさえ、わたしのことが理解できませんでした。
他の誰にも解答を求められない難題でした。
けれども、この感情が排すべき類であることは確かでした。
わたしもあなたも、役目は違えど一家の一人娘。
跡目となる子らを生さねばなりません。
あなたとわたしでは決して成せません。
わたしは、涙を飲みました。
家も役目も捨ててあなたを奪えるほど、わたしは非常識にもなれませんでした。
何より、愛しいあなたにも、また慕う相手がいました。
わたしといるときよりも、あなたは魅力的に写りました。
あなたの望みを無碍にすることは耐えがたい苦痛でした。
わたしは、二人を祝福しました。
たとえそれが素知らぬ顔で人里を闊歩するケモノであろうとも。
笑顔を振り撒くあなたを前にするだけで、暗く重い胸中はすっと浮き上がるようでした。
化け狸に雌雄はあってないようなもの。
子を生すのに支障はありませんでした。
これで丸く収まる、そう騙り続けていたわたしにとって、あなたの囁きは毒薬以外の何物でもありませんでした。
好色に満ちた流し目とともに。
ーーねぇ、一緒にシない？
紡がれたのは悪魔じみた誘惑。
拒まなければないませんでした。
抗えるはずがありませんでした。
わたしの愛は、酷く歪なカタチをしていました。

∮3

あなたと、ケモノと、わたし。
夫婦の契りに背くときは、必ず三人揃うこと。
それが、ケモノの取り決めた唯一の規律です。
わたしが勝手にしないように。
わたしを勝手にしないように。
所詮わたしは赤の他人だということ、お遊びで二人の仲に入れてあげているということを、建前だけでも取り繕いました。
その規律に反した末に、今このときがありました。
ケモノが留守の間にわたしを誘ったあなた。
露呈してからの懲罰を期待していたあなた。
舞台装置に過ぎないと自覚していながらも、己の欲望に従って受け入れたわたし。
ーー待たせたのぅ。
小娘二人の意図などお見通しだと言わんばかりに、ケモノはわたしに矛先を向けました。
後ろから組み伏せられたわたしの眼前に、あなたの小さな顔が迫りました。
何度達したのか推し量れないほどに、息を切らして脱力したあなた。
ああ、何ていじらしい。
悦に入るわたしに構わず、ケモノは衣類を剥ぎ取ると、剥き出しになった肌へ一打を振るいました。
下から上へビリビリと振動が伝わり、わたしは大きく跳ねました。
二打、三打と続くたび、身体は否応なく自然と反応し、体勢を崩していきました。
思わず声が漏れました。
言葉ではなく、意味をなさない単なる音。
それが痛みによるものなのか、それ以外の何かによるものなのか、判別できませんでした。
叩かれたところは、おそらくあなたと同じか、それ以上に腫れ上がっていることでしょう。
満足したのか、ケモノはわたしの入り口に自身を当てると、そのまま一気に貫きました。
瞬間、火花が散りました。
ねっとりと勿体ぶるかのような前後の動きでも、わたしを堕とすには十二分でした。
さきほどまであなたのナカにあったモノ。
擦り、蠢き、粘液を幾重にも纏ったモノ。
それが、今はわたしを弄んでいる。
ああ、何て素敵なの。
多幸感に満たされたわたしの口から出るのは、けれども謝罪の言葉。
あなたでも、ましてやケモノでもない、誰に宛てたものかさえわからない独白。
こんなわたしで、ごめんなさい。

＜依頼文＞
東方の稗田阿求と本居小鈴がスパンキング(お尻ペンペン)のお仕置きをされているエロ絵をお願いします。
・2人並んでよつんばい。
・お尻は手形で真っ赤に。
・2人ともお仕置きされて悦んでいる(トロ顔になっている、秘所が濡れているなど)。
・辱めるように、胸、お尻、秘所を露わにして下さい。半裸にするか全裸にするか、着ている服装などはお好みでお願いします。
・お仕置きしている人も描かれるかはお任せします。ただし、描くのであれば女性を希望します。女性であれば、巫か女でも閻魔でも狸でも構いません(ふたなりもOKです)。
ニッチなお題で申し訳ありませんが、ご検討いただければ幸いです。