小さな空母のキセイジジツ大作戦?
by 募霧咲夜
「うぅ……。どうして我がこんな目にぃ……」
涙目で押し倒される格好になりつつ、疑問を投げかけてくる少女。
彼女の股間には、自分の逸物が深々と挿さっている。
―――鉄血空母グラーフ・ツェッペリン。メンタルキューブによってその幼少時の姿を捏造された姿。
明石達重桜技術部によって行われたメンタルキューブへの実験は、またもや被害者を生み出してしまった。彼女もその一人である。
それはそれとして、どうしてこんなことになってしまったかというと―――。
執務が終わり、もう寝ようと自室の灯りを消した刹那、彼女の襲撃が始まった。
暗がりになるのを狙った夜間強襲。隠れていた彼女に思いっきり殴打されてしまった。
『今日こそ我はこの母港を脱出する!そのために、まずはお前だ、不埒者ォ!』
まだ諦めてないのか。鉄血に帰還出来たとして、ツェッペリンが望むようなことにはならない。
この戦いが、かの大戦の焼き直しだというなら、確実にあのツェッペリンと同じになる。
『自国に帰ろうとするのが何で悪い!お前は我をユーカイした奴の癖に!』
だからそんなことはしていない。
そもそも君は明石達の悪事によって生まれたイレギュラーではないか。
しかし所詮は子供と言ったところか。一々こうやって様子を見に来たあたり、まだ詰めが甘い。
『……きゃっ!!?』
―――どさっ。形勢逆転。
さすがに床に倒すのはまずいと思ったのでベッドに押し倒した。しかしこれが更なる勘違いを生んだ。
『お前…女子を寝室で押し倒すなど、やはり言語道断!不埒者め!』
大暴れする少女の蹴りやそのつもりはないだろうが引っ掻きを甘んじて受ける。これでは確かに不埒者である。意外と耳年増な彼女に、愛おしい感情を覚えつつも、軽い痛みと彼女の抵抗で我に返る。
ここで彼女を「奪おうもの」なら、確実に犯罪者だ。鉄血のピース達とも確実に溝が生まれるだろう。
『…何故だ、なぜ余計に力を強くしない!?これだけ暴れているのだぞ?なんで…?』
先に彼女の心に罪悪感が生まれたらしい。これくらいはされて当然なのだが。
むしろ「なんで?」はこっちの台詞である。
『う…う、う、うるさいっ!我はまだ負けてない!これでも食らえ!』
―――げしっ!げしっ、げしっ!
元気な蹴りがこちらの顔面に叩き込まれた。思わず怯む。靴の上にさらに顔面。滅茶苦茶痛い。
ここまで反抗的な態度とは、どうやら本気で格別のお仕置きが必要なようだ。二度と歯向かうことが出来ないようにしてやった方が良さそうだ。
彼女の言う通りユーカイされた女の子の末路というものを、押し倒してしまったことだし味わってもらおうではないか。
そして彼女の衣服を乱雑に脱がすなどして挿入まで至ってしまった―――というわけである。
さようならアズールレーン、さようなら母港のみんな。そしておめでとう投獄生活。
せめてこの腕の中にいる小さな少女の中で果てて、哀れな指揮官は後ろ指を差されて生きていきます。
「ふ…ふっ…んっ…。やって…しまったな?」
彼女が未開発の膣内の強張りで痛むだろうに、強がりながら笑う。
「こんな目になんて…言ったが、我の…作戦勝ちということだ…んっ、ぞ…!」
作戦勝ち?一体ツェッペリンは何を言っている?
苦しそうに喘ぎつつも、メンタルキューブ製のボディは既に慣れつつあるのだろう。ツェッペリンの息が少しだが整い始める。
「指揮官を我のものにしたかった…から…。そしたら…『キセイジジツ』を作れば…いいって…んんっ…」
話を聞く限り、どうやら鉄血の艦船達に訊いて決行した作戦だった、ということらしい。
しかし、それこそ普通に好意を伝えてくれれば良いじゃないか。何故ここまでして、痛い思いまでして…?
「ふぅ…んっ…。指揮官を好く子達は多いし…本気だって、思わせたくて…」
当母港だけかは知らないが、確かにあの手この手で既成事実を作ろうとする艦船は多い。だがさすがに襲われてまでというのは…。
しかしどうあれ、彼女の本気度は良く分かった。ここまでしてごめんなさいで終わりというのは彼女のプライドを傷つけるかもしれない。勿論、ここまでしてしまった以上、振るなんてことは許されないだろう。
これはしてやられたと言わざるを得ない。どの道今夜がここでの最後の夜になりそうだし、彼女を存分に愛するとしよう。
その夜は、誰よりも勇気ある彼女に、愛する誓いの証を刻み込んでいった―――。
◆なんか文章がグダグダな気がするけどもういいやって感じ。
この指揮官はツェッペリンちゃんの合意だったのごり押しで出頭すら出来なかった模様。
■あまりに出なかったのでひどい目に遭わせる指揮官の屑でした。
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