Er05
by ワイエス
AG-701c ヘル・メイデン
素体はまんま巨大な少女な機動兵器を意味するGシリーズ。見た目に反し、多関節肢体機と呼ばれる航空機の一種に分類される。その戦闘攻撃仕様のAG型の1タイプが、AG-701でC型まで登場している。汎用性が高く、肌の塗装も変更できるため、わずかな準備で全世界に展開可能。スティンガーのような形状のM9008多用途弾道弾推進器、拳銃のような形状の20mm機関砲及び120mm迫撃砲搭載コンバットシステムギアCSG11、臀部後方の背部ユニット二搭載されているMGM90カタストロフを主兵装とする。CSGで近・短距離の目標物に照準を合わせ、射撃管制を行う。遠距離に位置する目標物に関してはM9008の照準器・電子戦システムにより情報を収集し、頭部大脳皮質の神経系統を介して背部ユニット内の操縦制御室モニターに表示される。背部ユニット及び各推進器の出力はKw換算にて30000を超える。これらのエネルギー源は循環器質量等価変換機構から獲得し、胃大腸等から大部分を獲得している。しかし、特筆すべき制御は人体に準ずる器官と大脳皮質等神経構造にあり、人格と呼ぶパーソナルシステムを持つ。これによって自動制御で不安定な身体を支えると共に、操縦者の指示に従いつつ半自律運転を行う。かつ操縦者のマニュアル操作により、不安定な形状を活用して特異な飛行や回避行動を取ることができ、未確認情報ながら一度発車された亜音速誘導弾を寸前で回避したという噂が出回るほどの効果を得ている。一方で、その身長、神経式電子装備の劣化を避けるため裸であるという特徴が弱点となっており、他の兵器同様、部隊行動にて弱点を相互に補う。また、常の兵器にはできない長距離射撃、姿勢制御を活かした高い機動性と回避能力、情報収集能力によって部隊に貢献する。一方で、Gシリーズが戦略的な影響を及ぼすのは確かで、電子戦・情報戦・機動戦・野戦を塗り替え、通常兵器による迎撃の前に目標地点に侵入し制圧ができること、生体工学上の高度な技術を必要とする反面、保有製造国は医療福祉・産業・学術・経済・外交・軍事・政治などを革命的に発展させる。つまり、ただでさえ高い性能を誇る彼女だが、実際はより広汎に社会に影響を与え、これをもたらすことで人類そのものが進化と言うべき変化さえもたらしうる。しかしそのような新時代の不幸か、まずはじめに国際社会の分裂と戦争から始まる。彼女たちは生まれたままの姿で武器を持たされるが、処女任務はこの老いた戦場を叩き潰すことだった。
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