いつか、大好きな提督と再会できるといいね、龍驤ちゃん。05
by ふみほ
李は非常に用心深い男である。
実力で利益を得るよりも、相手を蹴落とす事で利益を得ることに価値を置く高麗において、用心深くあることは、非常に重要な処世術である。
捕虜の強姦においても、その用心深さは遺憾なく発揮される。
まずは時間を掛けずに処女を奪い、種付けを果たす。
状況が刻一刻と変わる敵地において、目的を果たす前に捕虜を奪還されてしまっては元も子もない。
これが、李の初陣であった越南戦において彼が何度も学んだ、戦場でのルールだ。
一度膣内射精を終えたことで、李は安堵する。
あとはゆっくりと、この娘の身体を味わい尽くせばよい。
この娘は今、自分が孕ませる。他の連中に孕まされてなるものか。
李は強い決意と共に、激しく腰を振り続ける。
「生きて虜囚の辱めを受けず」
龍驤の頭の中には、以前どこかで耳にした誰かの言葉が思い返されていた。
提督に捧げるつもりであった大切なものは、無慈悲に奪われてしまった。
自らの尊厳を守る手段は、もう自沈以外にない。
だが、彼女には決して自沈できない理由がある。
人と艦娘との間に交わされる「ケッコンカッコカリ」。
互いの命を共有する呪術によって「強い絆を結ぶ」、特別な契約を龍驤は提督と交わしている。
龍驤が自沈すれば、提督も死ぬ。
提督とは似ても似つかない野蛮な男に乱暴に犯されながら、龍驤は提督がまだ無事であることに安堵する。そしてまた、それ故に決して逃げられない過酷な現実が続くことに絶望する。
艦娘は人の子種で妊娠する。膣内射精をされる度、彼女は必死に着床しないことを祈り続けた。
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