AKIBA-2049_05
by ばりかん
それはミーナがうちに来て8ヶ月くらいのことだろうか。
彼女との事後のことだった。頑張りすぎて腰が痛いときに、
「マスター、終わったらちゃんとクリーニングして下さいよぉ。」
と釘を刺された。
えー、めんどくさい。
「でもキチンと消毒しないと臭いますよ?子宮ユニットは精液を吸収しませんから」
自分で出来ないのか?それくらい。というかいつも痛がるくせに…。
「それはガマンします。だからホラ、この洗浄用ドレンホースを…」
うーん、しかたないなぁ。ほら、脚広げて。
「うふふ、はーい。」
こんな調子で俺はミーナに上手い具合に丸め込まれてしまう。
でもなんかイヤじゃないんだよなぁ。
多分、小さい頃の美奈の面倒を見ながらイタズラをしてた過去を思い出して
しまうからだろう。
さて、洗浄用のドレンホース入れるぞ。ほら、ミーナ、もうちょっと脚、広げて。
「ふふふっ、くすぐったい~、マスター、イタズラしないで下さいよぉ。」
あー、ごめんなー。わかったからユニット降ろして。
「はーい。…んんぅ。」
ミーナのエロチックな声に応じ、胎(はら)の中でくぐもったモーター音がする。
子宮ユニットが定位置から降りて来てるのだ。子宮脱という状態に近いかも知れない。
そして入り口に直径2cm、長さ2mほどのパイプを連結させる…といった仕様になってるのだが、いつも…
「痛っ」
「下手くそ」
「入り口にもセンサー付いてるの知ってますよね?わざとやってるんですか!?」
と毎回なじられてしまう。それが美奈に言われてるみたいで勃つ。
…じゃなかった凹むんだよ。なんでこんなややこしい仕組みにしたんだ?
ああ、また今回も痛がられるのかなぁ?と思いつつもパイプをゆっくり挿入して…、
「ん…はう…。」
おや、痛がらない。この後はパイプを右に90度回せばいい。…ジョイントっと。
ぬめったミーナの中でゆっくりと、だが確実に子宮ユニットとホースが連結する
手応えを感じる。
「マスター…上手に出来ましたね…!」
おお、なんかミーナが感動してる。
「毎回これくらい上手でしたらあたしも嬉しいのに…。」
などと褒め言葉を言いながら、透明なホースぶら下げてるお前はなかなかにマヌケだ。
まあそれはいい。
んで、あとは温水を流し込み、ホースの反対側を洗浄器に繋げば万事オッケー、と。
俺は台所の古い湯沸かし器のノブをひねり、温水の準備を…、あれ?
準備をだな…、だが湯沸かし器の中ではパチパチとスパークはするのだが、口火が
着かない…!
「マスター、どうしたんですか?」
ちょ、ちょっとまてミーナ、落ち着け、という俺がまず落ち着け。
念のため風呂場のバランス釜の点火を…これまた着かない!
「マスター?」
ミーナ、よく聞け。
「?」
今回は、冷水で洗う!
「な、なに言ってるんですか!精液が中でこびり付いちゃいます!」
ってゆーかお前、ガス会社からなんか来てなかったか?督促状とか!
「んー? あ、アレ!」
覚えがあるんだろ!
「えーっと、今月は電気、ガス、水道、公○放送、ネット、電話と督促状が…」
そんなにあったんか!でもなんでガスだけ止まってるんだよ!?
「えー、それはマスターが甲斐性無しってことでぇ…」
嘘つけ!ちゃんと生活費は渡したろ?何に遣った!?
「えー、ガチャを少々…」
ガチャだぁ!?連絡用に渡したスマホでお前はゲームやってたのか!
「でもでも~、ちょっとだけですよ♪マスターがいなくて退屈だったしぃ~。」
第一、セクサロイドはスマホゲーなんてしないだろ普通!
「えへっ、あたし、規格外なもんで♪で、これが請求書ですぅ~」
ミぃぃぃナぁぁぁぁぁぁ!!!!
俺はミーナにジョイントしたホースの反対側を握り、引っ張る!
「ひいっ!マスター!ちょ、ま、待って!」
そして台所の水道の蛇口にそれをジョイント!栓を構えてスタンバイO.K!
「あ、あうあう、まってまってまって!!」
さてミーナさん、何か言い残す言葉はあるかい?
「えー、えっと、てへぺろ♪」
古いわー!!!!!
次の瞬間、俺は水道の栓をMAXまで開放した!
「ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!」
耳を聾(ろう)せんばかりのミーナの悲鳴がご近所に響き渡る!
だが俺の怒りはそれどころではなかったのだ…!
ああ…明日からバイト探さなきゃなー。
ガチャの支払いと、ミーナのメンテナンス費用のために…!
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