売れるために……娘のために……
by きもりや
担当「先生、娘さんから聞きました。旦那さんが長期海外出張中だそうですね」
先生「えぇ……それがなにか」
担当「タまってらっしゃるのではないですか?」
先生「っ! ……ほ、ほうっておいてください! マンガと関係ないで――」
担当「大ありです! 先生の作品がパッとしないのは、欲求不満が作品に出てしまってるからですよ!」
先生「まさか!」
担当「発散していただくのも担当の仕事です。若い僕にお手伝いさせてください!」
先生「お手伝いって……」
担当「売れてる先生方は、みんなそうしています!」
先生「え……売れてる先生方はみんなしてるんですか……?」
担当「先生らしい、かつ、売れてる先生以上に売れる作品を描くために、初連載を勝ち取るために、ヤりましょう先生! 自分を解き放つんです先生、売れるために!」
先生「売れる……ために……」
担当「娘さんも喜んでくれますよ! 娘さんのためにも、さぁ先生!」
先生「娘のために………………わ……わかりました……」
担当「ご決断、ありがとうございます!」
先生「でも、こんな昼間から……階下には……両親も娘もいるのに……」
担当「手の早い先生らしくもない、ササッと済ませてしまいましょう!」
先生「手の早いって……そういう意味じゃ……」
担当「昼も夜も関係ありません! お互い、必要な部分だけを解放して、スッキリしましょう先生!」
先生「あ、飽くまで売れるためにするんですから……わたしには愛する夫が……ああっ」
担当「わかっています先生! ぜんぶ僕に任せてください!」
……というイラストです。
担当は担当編集部員の人で、先生は星奈てるみママン。
第十八話を視て描きました。
その内容とは限りなく無関係の代物ですが。
自分の特技で娘の好きなものを創ってあげて、
受け取った娘はそれを喜び大切にしているというエピソードに、
泣きました。いいママさん、いい母娘です。
そう思いつつ、本イラストを描きました。
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