「みんな起きちゃうから、しーっ」
by いたうみきたか
修学旅行最後の日、皆寝入ってしまったような深夜。憧れの先生が俺のグループ部屋へ突然訪れた。
何も先生に注意や呼び出しを受けるような行動はとっていなかったはずだが…?
先生から漂う、湯上りのほのかな甘い匂いに戸惑いつつ彼女の出方を伺う。
すると突然、彼女に押し倒された。
部屋の天井、ずっと触れてみたかった艶髪、柔く灯りを照り返す胸の谷間。
俺の頭の中を焼いてしまいそうな程の刺激的な情報の奔流に狼狽えていると、
「みんな起きちゃうから、しーっ」
先生が婀娜な笑みを唇に乗せて微笑んだ。
先生の珠の肌から、さして抵抗もなく落ちていく折り目正しく糊付けされていた衣は、
まるで始めから脱ぐことを前提に服を纏っていたのだと俺に伝えてくるようだった。
他の奴が起きるんじゃないかだとか、先生と生徒なのにだとか、そういった建前は
面積を増していく温い白に塗りつぶされ、端に追いやられてしまった。
修学旅行最終夜、祭の後のように過ぎていくはずだった時間は
篝火のように鮮烈になりそうだった。
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