【掌のバレエ萌え小説】白鳥姫の呪詛
by 碓井央
王子のそれはどうしてこんなに硬くなっているのですか?
相手が私だから──ではありませんね
だってあなたはあの悪魔の娘に対してもその卑しいモノを膨らませていました──
私は最後まで観ていました──あなたと悪魔の娘の熱い交わりを
どんなに私が声を枯らして叫んでもあなたの心には届かなかった
──あなたの心が完全にあの娘に奪われ牛耳られていたから
あなたはいまこの瞬間もただ欲望のままに躰を突き動かしているだけ
その行為はあなたの心とは──まして私の心とは何の関わりもない出来事です
なのに私の躰もまた──あなたが起こす身勝手な出来事に反応していて
このような淫らなものをじくじくと滲み出してしまっている
いったい私たちは何者なのでしょう──いっそ心など捨てて躰だけになってしまいたい
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