夕方、河城のガレージにて。 01

by ウオーズ

「二人でゆっくり過ごそう」と約束した日に、突然急用の依頼が来た。
断れる内容のものでも無かったので依頼自体は快く受けることにしたのだが、
にとりは約束を反故してしまったと頭を下げてきた。
気にすることはない、と伝えて二人で協力して依頼を終えることにした。
朝から二人で作業に取り掛かり、電気を付けるのも忘れてようやく終わったと思うと、
外は既に夕方になっていた。埋め合わせもできなさそうで、
これからどうするのだろうと少し不安でにとりの方を向いたが、
思わず生唾を飲んだ。