年上奴隷。
by ユウガオ(U・Gao)
これも旧作の再アップです。
「その女(ひと)は上司。うちの課の課長だ。
入社後数年で今の位置に上り詰めた敏腕社員。傾きかけた社を建て直し、業績を2倍にした功労者。
ちょっと冷たく見えるけど、その横顔は優しい母親でもある。
亡くなった前夫の幼い連れ子の男の子が、おうちでママの帰りを待っている。
血がつながらない母子という引け目からか、実母以上のかわいがりよう。
まだ二十代なのに年齢以上に見えるのは、母親という立場からかも知れない。
そんな彼女とぼくが深い仲になったのは、彼女が酷く呑み潰れた呑み会の夜の事。
彼女とぼくは帰り道がほぼ同じ。その日に知ったんだが、家が500mしか離れていなかった。
玄関に入った途端に彼女は嘔吐。…その場に放置するわけにもいかず、抱きかかえて上がり込む。
吐瀉物で汚れた服を脱がし、ベッドへと寝かせる。と、途端に彼女に抱きすくめられた。
「…好きなの。大好きなの。帰らないで…」。それだけ言って眠りに落ち込む。
紅潮した女の顔が目の前にある。きれいだ。かわいい。思わずキスをした。
それから後は男と女の、ありきたりの展開。翌朝の狼狽は普段からは想像できないほどだった。
「あの子がいなくてよかったわ。この事は誰にも秘密よ?」。
ぼくが焼いたトーストをかじりながら言った。言葉と表情に険が無く、潤んだ眼には羞恥があった。
以後数週間で、二人の仲は親密度を増す。ぼくと二人きりの間だけ、彼女は重荷から解放される。
「無茶苦茶にして!私を壊して!」。奴隷のみに許された自由の中で、彼女は女に戻る。
家に子供を一人残して。
帰宅後はその子を含め三人で家族ごっこだ。
聡明な子らしく、二人の仲を察している。母親を取られる不安からか、ぼくを見る目がきつい。
いずれは三人仲良く暮らす事になるのだ、父親になる勉強もしなくては。
ぼくも母子家庭で育ったからよくわかる。母親の男というものには、激しい抵抗があるものだ。
愛しているよユキコ。ぼくのかわいい、5歳年上の彼女。
今夜も激しく犯してあげるよ。物みたいに扱ってあげる。」
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