【掌のバレエ萌え小説】わたしと彼のBallet'x(バレエックス)
by 碓井央
バレエックス(わたし個人の造語です)はバレエの美術的・肉体的表現をとりいれた──そういった方面の行為ですが
着ているものが汚れないように薬局などで買える衛生用のあれやこれやを工夫して使っていますし
お互いの器官が直に接触する機会を排除しているので遺伝子的なものが結合する可能性もありません
では極致にいたるのは難しいのではないかと思われがちですがあに図らんやわたしたちの場合きちんと達します
クラシックバレエのパ・ド・ドゥ(男女二人の踊り)は擬似恋愛行為の極北ともいえるものなので
その訓練の過程や本番の舞台でわたしたちの無意識に深く刻まれた精神的あれやこれやのおかげで
しかるべき摩擦系の刺戟を強く受けなくとも充分に快の感覚が生まれるようになってしまっています
想像力は硬いペンよりも強し──もしくはクリより美味いなんとかかんとかといったところでしょうか
ちなみに初めて試みたときには彼が数分の間にたてつづけに三回達して呆然となっていました
いろいろな意味で刺戟が強すぎたのかもしれませんし──慣れないうちは想定外の事が起きるものです
ともあれふたりで積み重ねた努力のかいもあって状況はそこそこ改善され現在に至っているところです
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