僕と彼女の同棲生活
by かにみそグラタン
ディープスカイミクさん(以下、ソラちゃん)と同棲したい。
僕は20代前半のこれといってなんのとりえもないがそこそこ社会には適応している、どこにでもいそうな社会人になって、朝はソラちゃんに起こしてもらい、彼女の手作りの朝食を食べて、仕事に行く前には彼女から「行ってらっしゃいのキス」をしてもらって、憂鬱な仕事も乗り切れるほどの気力を貰いながら出勤したい。
お昼も彼女の手作り弁当を食べて、仕事が長引く時は連絡を取って。帰ってきたら一人で待っていた彼女を抱きしめて、一緒に夕飯を摂りたい。
僕とソラちゃんはまだ手を繋いで、キスをして、夜は手を繋いで眠るだけの清い関係だけど、僕は彼女が高校を卒業するまではこのままで居たいと思っていた。
彼女はあまりにも美しく、傍に居るだけで幸せで、だから今はセックスとかそういうちょっといかがわしい事はまだ早いし、深い青空のようにどこまでも澄んでいて清らかな彼女は汚してはいけないような気がしたから。
だから、ソラちゃんがそういった事を求めてくるようなそぶりを見せた際、僕は拒否してしまっていた。
彼女を穢したくなかったから。今はまだ綺麗なままで居て欲しかったから。
…それからしばらくのあいだ、仕事の影響で家に帰る時間が遅れる日が続いた。
こういった日はいつも彼女に連絡を入れるのだが、連日そんな日が続けば「彼女もなんとなく帰らない理由は分かっているだろう」と思い、途中から連絡を怠けていた。
そして繁忙期が終わり、久々に以前と同じ時間に家に帰ってくると、ソラちゃんは家に知らない男を招いて、帰ってきた僕に見せ付けるように玄関先でみだらな行為をしていて、頭が真っ白になりたい。
呆然としているところに追い打ちをかけるように、今まで聞いた事もない甘ったるい声で「ごめんねっ♡ボクもう心の身体もご主人様のなのぉ♡ご主人様のおチ○ポがねっ♡ボクがメス犬だってことわからせてくれたのおぉ♡」とソラちゃんから言われ、ついこの間まで清らかだった彼女が知らない男の手によって知らない間に娼婦のように変わり果てている事実に絶望したい。
いつのまに、どうやって…そんな疑問が頭を回る中、あの時ソラちゃんの誘いを受け入れていたらこんな事にはならなかったのかもしれないと過去の行いを後悔したい。
そして思考を放棄したまま、目の前で繰り広げられる恋人と知らない男の駅弁セックスを虚ろな目で眺めていたい。
その後ソラちゃんはその男の所へ行ってしまい、仕事から帰ってくるたびに毎日送られてくるビデオレターを見ながら惨めに自慰したい。
(背景は気まぐれアフターさんよりお借りしております)
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