ようじょ着ぐるみ

by QZO。

ようじょ着ぐるみ。
近頃そんな怪しげなアイテムの噂が、アングラサイトなどで密かに広まっている。
曰く、それを着ると全身ようじょそのものになれる。
いかにもネットの噂らしいネタ話だと俺は思っていた。最初は。

しかし俺は偶然そのようじょ着ぐるみを通販するというサイトにたどり着いてしまった。
ごくりと唾を飲み込み、ページを進む。
ようじょ着ぐるみスタンダード版、フリーサイズ、10万円。
サンプル画像にはかわいらしい笑顔の少女の写真。
それから、その少女が薄っぺらくなって置かれている写真。
それぞれ着ている状態の写真、脱いだ後の写真、という事らしい。
衝撃的だった。
俺は気がつけば震える手で注文手続きを行ってしまった。
騙されているのかもしれない。
でも、もしあれが本物だったら俺は…。

ピンポーン
宅配便から箱を受け取る。
部屋へ戻り、さっそくバリバリと箱を開けた。
出てきたのはぺらぺらの肌色の人型。長さは130cmちょっとか。
頭には金色の髪の毛が生えていて、顔には目、口や鼻の部分に穴があいている。
裏返すとうなじの生え際から腰のあたりまでファスナーがついている。

服を急いで脱ぎ捨て、期待に息を荒げながら着ぐるみの背中のファスナーを開く。
切れ目を大きく広げ、足を差し込む。
着ぐるみの生地は驚くほど伸び俺の太い脚も難なく通していく。
ぴったりと肌に密着する生地は下半身をきれいに覆ってしまった。
思わず元気になってしまった俺のナニを包み込んで生地を引き上げる。
ぐぐっと生地を押し広げて腕を通すと、続いて頭部のマスクも被り目鼻の位置を整える。
最後にファスナーを引き上げて、俺の体は着ぐるみの中に収まってしまった。
すると、「うわ、急にキツく！」
伸びきった着ぐるみが徐々に収縮し、体全体がミシミシと変形し小さくなっていく。

「一体どうなったんだ…」
つぶやいた声はいつの間にか澄んだソプラノボイスに。
洗面所の鏡を覗くと、鏡に映る自分の姿は金髪の幼女へと変貌していた。

「すごい、本物だったんだ…」
肌は瑞々しく触れるとぷにっと柔らかい。どういうわけか触られた感覚もある。
俺の手はそのまま自分の小さな胸へと伸びる。ふにっとした感触と、胸からはくすぐったさを感じる。
鏡を見ると嬉しそうに自分の胸に触れる金髪幼女が。
俺は思わずその手を股間へと伸ばし、つるりとしたまだ幼い丘へ