荒野に実った巨峰
by kozzyTAn
農耕だけでは十分な食料を得られない、
狩猟の対象となる生物が少ない等の欠点があるにも関わらず、
この部族は人里離れた荒野に好んで住みつく。
なぜなら、この部族の女性はどのような植物でも美味しくいただき、
高効率で消化することが出来るからだ。
例え枯れ木やサボテン、雑草でも強靭な顎で磨り潰し、
それらの栄養は全て、巨大な乳から噴出する大量の母乳へと還元され、
時には他の仲間の喉を潤す聖水となり、
時には加工されて保存食として命の糧となる。
巫女である彼女は、豊穣を司る神の加護を受けていて、
摂取した栄養の量に関わらず大量の母乳を産出する。
その噴出量は快楽や男の精に反応することで
際限なく増加する。
巫女となって仲間達へ多くの穣りを捧げられることは、
彼女の部族にとっての最高の栄誉であるので、
例え只の慰みものにされてるだけだとしても、
喜んで行為に応じ、精一杯尽くして快楽を受け入れる。
快楽が母乳を生み、噴き出る母乳によって更に快楽が増し、
無限の循環に周囲の男たちを巻き込んでいく。
そのため、外の人間が寄りつかない場所を住みかに選び、
巫女の存在は秘匿されていた。
今回、ある文化学者の調査によって、その存在が明らかになり、
彼女への真摯な『お願い』の甲斐もあって、
彼らの生活を助ける観光資源として年に1回、限定的に
外部へ巫女を公開するという約束が取り付けられた。
そして、その第一回目の公開日の翌日、3人しかいない
巫女のうち1人の姿が集落から消えてしまっていた。
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