華扇ちゃんは最近の男にお怒りです

by FIF/TRIGER

華扇「若いのにそんだけでいいの？」
僕「は？」
華扇「ダメよ、若いんだからもっと食べなきゃ。」
僕「いえ、僕少食なんで。」
華扇「はぁーあ、少食だか草食だか知らないけど、なんで最近の男ってこうも覇気がないのかしら。君もねぇ、男ならもっとドーン!と行かなきゃだめよ?」
僕「はぁ・・・」
華扇「まあ君だけに限った話じゃないけど、私の若いころはもっとこうパワーがあったというか、最近だと肉食っていうの？そんな男がいっぱいいたってのに。あの狐の言ってたことも本当みたいね。すいませーん、豚まん５個と餃子５人前と炒飯大盛りね。」
なぜか説教が始まった。暑くなってきたのか上着を脱いだ。でも食べるのは止めないようだ。

華扇「君の周りにもいない？女の子がどれだけわかりやすいアプローチしても全然相手しないって男。女の子ってのはね、どんだけ肉食系女子とか言われても追っかけられたい生き物なのよ。それでも男が追ってこないからこっちから行くしかないってことになるのよ。君はそんな男になっちゃだめよ。女の子が待っているんだから受け止めてあげないと。君もそういうことに興味ないわけじゃないでしょ？すいませーん、ビールの大瓶２本と肉圓と天津飯大盛りで。」
僕「興味ないわけではないですけど・・・」
もしかして今まで僕が気づいてあげなかったからこうなったのだろうか。今までの僕は、ただ拒絶だけをして、逃げるだけを意識していた。その態度が今までのことを逆なでしていたのかもしれない。気づいたらお姉さんはシャツも脱いでいて下着だけになっていた。しかも下着までまくり上がって片方が見えていた。
僕「あの・・・見えてるんですけど・・・」
華扇「見えてるんじゃなくて見せてるの。まくり上がってることぐらいわかるっての。」
まさか、この流れは・・・でも、今お姉さんが言ってたことも気になる。僕が動かないといけないのだろうか。いや、僕の勘違いだと取り返しがつかない。
華扇「・・・君も近頃の男と一緒ってわけね。君のデザートになってあげようかと思ったけど、デザートをいただくのは私のようね。」
僕「ひぃ！」