とある少女と遭逢した時の話
by SUZUNA
俺は月に一回、妖怪の山にある守矢神社に参拝に行く、里の人間は誰も行かない神社に興味があったからだ。
その日も妖怪の山を抜けていつも通り参拝をした、その帰り。
「暑いな…」
西日に射されながら山を下り始めて、もうすぐ里だ、と気を緩めた刹那、鋭い衝撃が体を襲った。
埃臭い匂いが鼻を劈き、我に返った。
体の自由が利かない、恐らく…手足を拘束され、何処かに監禁されている。
分かるのはそれだけだ、目隠しをされていてそれ以上は分からない。
突然、甘い刺激が下半身を襲い背筋が震える。
逸物にギュッと暖かな圧力が加えられ、同時に玉袋を揉まれ次々に流れ込む快感が麻薬のように全身を痺れさせ手足の自由を奪う。
さらには抵抗しようとする気力さえ失われてくる。
しばらくして硬く勃起した男根にくちゅりと淫質な音を鳴らして亀頭に何かが吸い付いてくる。
「ん、んん…」
少女の声だ。
パシャッとシャッターを切る音が反響した。もう一人いる。
その瞬間、陰茎が擦り上げられ締め付けられる。最初はぎこちなかった律動は徐々にリズミカルになってくる。
快感に染められていく中で、会話が聞こえた。
今俺を犯している少女は椛と言う名で、シャッターを切った人物もまた少女で、名は文だという事が理解出来た。
甘ったるい吐息を漏らしながら椛は勃起男根を締め上げるが、逸物には紐のような何かで締められて射精は出来ない。
射精衝動で悶え、体を動かす度にシャッターは切られ続ける。
「ぅあぁっ!我慢できない…ッ!ひぃン、イく、イクぅぅうううッ!」
椛は俺の精を吸い取ろうと強烈に締め上げ、強引に紐を解いた。
限界に達した男根の根元から熱いスペルマが駆けあがってくる。ヒクつく腹筋に力を込めると、その反動で腰を突き上げ、少女の膣内に精液を放った。
拘束具を外され、目隠しを外した時、俺は驚いた。
椛という少女には狼の耳があり、文には翼が生えていた。
妖怪だ――
腰を抜かす俺に文は駆け寄り、嬉々として金銭を渡してきた。
金銭よりも文の後ろで膣から溢れ出る精液を掬い取り、啜り上げて飲み干す椛に俺は目が行ってしまう。
顔よりも大きい乳房を揺らしながら椛は俺を見て、少し恥ずかしそうに微笑んだ。
彼女の傍らには少女には似つかわしくない大きな刀があった。おそらく、あの刀の柄で俺を襲ったのだろう。
解放され、放心状態のまま、里に着いた時にはもう深夜だった。
あれから俺は暇があれば妖怪の山に行くようになった。彼女の…椛のあの微笑みが脳裏に焼き付いて離れないのだ。
彼女に会いたい。
彼女に――会いたい。
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