スイレンの試練 | 天様

スイレンの試練

※以下の文は飛ばしてくれても構いません。

以前から性への興味はあったものの、自分にはまだ早いと思って過ごしていたスイレンだったが。ある日キャプテン活動の帰り道に立ち寄ったシェードジャングルで親友のカキとマオの行為を目撃してしまう。
日々の鍛錬によって鍛え上げられた大腰筋を惜しみなく振り回し、マオのふくよかな尻肉に容赦なく腰を打ち付けるカキ。暴力にも近い情欲を受け悦楽のあまり顔を歪ませ、すっかり種付けを受け入れる牝と化した親友の姿。そのダイナミックな様子はさながら以前オハナ牧場で見たことのあるケンタロスとミルタンクの交尾のようだった。
初めて見る人間の、それも勝手知ったる親友の痴態。まるでケダモノのように互いに貪り合う二人の姿は普段の姿からは想像もつかず。性への関心が薄くてもおかしくない生娘にとってそれは今までの常識が覆るほどの衝撃であり、理解が追いつかないままただ呆然と立ち尽くし。二人が事を終えた頃には逃げ出すようにその場から去るのだった。
今まで彼ら二人のお姉さんを気取っていた自分がまだ子供にすぎなかった事を痛感して激しい劣等感を覚え。何よりも自分にも黙って関係を進めていた事に裏切られたかのような感情すら芽生えてしまう。しかし同時に普段自分がしている嘘という裏切り行為がどれだけ重い事かをも思い知ってしまう。
その日以来スイレンは処女にコンプレックスを持つようになっていた。なまじ魅力的な容姿をしているにも関わらず婚期を逃しつつある人を知っているだけに、芋臭い自分なんかあっという間に行き遅れるだろうと、劣等感は次第に焦燥感へと変わっていった。
いっその事カキの騙されやすさを利用して上手く丸め込みマオから寝取ってしまおうかというドス黒い考えが一瞬チラついたが、これ以上親友を裏切ってはいけないという良心の呵責からすぐに思いとどまり、何より二人に悪気があったわけではないにも関わらず一瞬でも最低な事を考えた自分に自己嫌悪を感じ塞ぎ込んでしまう。
かといって処女を貰ってくれなんて言える相手が他にいない事に変わりはない。一人思い悩んでいた所に、かつて自分が相手をした島巡りの少年が家にやってきた。なんでも双子の妹であるホウとスイの遊び相手になってくれたらしい。これはチャンスとばかりにたまたま帰ってきたフリをして少年に接触する。そして妹の行水に付き合うよう約束を取りつけ、後日滞りなくせせらぎの丘へと連れ込んだ。
ただオスなら誰でも良かったわけじゃない、なんでも少年は島巡りを終え、新たに設立されたポケモンリーグの初代チャンピオンとして君臨し、日々王座防衛戦を繰り広げているらしい。
そんな優秀な相手と既成事実を作り結婚まで持ち込めば実家の繁栄にも繋がる。これは自分の劣情と私欲を満たすためじゃない、一族繁栄のための尊い行為なのだとまた自分に嘘をついた。
少年と妹達をキャプテンゲートの向こうにある入江まで連れ込むと。浅瀬で遊ぶ妹たちを横目に自分は事故を装い少年にスク水越しに未熟な体を押し付ける。島巡りの先で自分以上の美人に会っているはずなのだが、こういうダイレクトな事はされた事がないのか意外にも少年は羞恥心からか所謂ウブの実な反応を見せる、その様から未経験に違いないと判断したスイレンはこれはチャンスとばかりに手を変え品を変え責め続けていく。
じきに海パンの股間が活きのいい盛り上がりを見せている事に気づくと、妹の様子を見に行こうと言って海岸に連れ出す。もちろん嘘だ、仮に何かあれば自分のポケモンが助けるよう指示している。岩陰に連れ込んだ後は自慢のばかぢからで少年を組み伏せる。小さい体で抑えこみ変態だの童貞だのと罵りながら、まるで手で触れるに値しないと言わんばかりに足で活きのいい海パンを脱がしていく。
以前見たカキのそれの半分にも満たない竿がビンビンうなるのを見ると、生唾を飲むほどのえも言われぬ興奮は勿論のこと、このぐらいなら挿入りそうだとか自分にも女としての魅力があったのだという安堵感も交えた高揚感が交差する。
ところがこの一連の行為は騒ぎを聞きつけてきた妹に見られていた、無垢な口調で何しているのかと聞かれたがアローラ相撲ごっこをしている事にして事なきを得る。見られながら続行するもどうせ相手は子供、他愛のないじゃれ合いだと思い過ごしてくれるはず。
むしろ見られて余計に興奮したのかいつもの冷静さはどこかへ行き、もっと大きいのを挿入した事があるだとか、経験人数は数え切れない程だとか。処女散らした時点でバレる嘘をつき続けた。
身内を裏切る事も後先考えずに嘘を付くことも厭わないほど情欲に思考を阻まれ、もはやキャプテンとしての誇りどころか人としての尊厳すらも、強いオスの遺伝子を求めるメスの本能に上書きされていた。
もちろん硬度極振りのカントーチンポに貫かれた事で塗り固めた嘘は膜といっしょにあっさり破られ、股が裂けるような激痛に苦悶の表情を浮かべる。痛いと直接口には出さなかったものの、その様子から察した少年の優しくもねっとりとした愛撫によって苦痛は次第に和らぎ甘美なものへと変わっていくが、それは彼にとって本気で折りに行く予兆に過ぎなかった。
わずかな時間のうちに体中の性感帯を開発され力抜けきったスイレンは、いつの間にか組み敷かれ四つん這いで尻を突き出した姿にされ、その後ろでヨウ赦なく腰を打ち付けられている。粘膜が擦れる度に膣内から血と牝汁がかき出されていき、水着を食い込まされむき出しになった小さく可愛らしいモモン尻は少年の強烈なスパンキングによって真っ赤に熟れていく。
その横で妹たちから放たれるおしりペンペンされているという無邪気な煽り文句は、彼女の理性を繋ぎ止めると同時に彼女の中の姉としての威厳も着実に蝕んでいた。またそれに便乗するが如く先程のお返しとばかりに少年は処女だの耳年増だのと彼女と同じ敬語で罵り続けた。
自分から望んでした事とはいえ、妹にこんな醜態を晒してしまった後悔と屈辱に耐えかね。この状況から逃れようと少年に謝罪の言葉を口にし必死に許しを請うも、無慈悲にもそれはいつもの嘘だろうと笑って流されてしまう。
この時スイレンは本能で理解した。強いオスの遺伝子を残すという事は、その強いオスに屈服せざるを得ないという事を。普段なら無理やり引き剥がすことも出来る状況だが今となってはもはや抵抗する気力もなく。複雑な心境の中でこの男の白子袋になる以外の選択肢はないと割り切るしかなかった。
そんな歪んだ情事を続けているうちに恥辱と刺激と自己嫌悪とそれを上回る快楽に耐えきれなくなったスイレンは助けを乞うように妹たちの方を見てしまう。そこに映ったのはいつも通り無邪気に笑う妹達だった。
本人達はただいつものじゃれ合いを眺めている程度に過ぎなかったが、当のスイレンにとってはまるで失望と嘲笑を交えた悪魔の笑みのように感じられた。こうして僅かにばけのかわ一枚で繋ぎ止められていた彼女の理性は完全に事切れ、ただ与えられる快楽に身を委ねるだけとなり、人生初の絶頂を最も惨めな形で迎えるのだった。
その直後に少年も尋常じゃない量の特濃モーモーミルクを未熟な膣内に注ぎ込む。こうした強姦まがいの交尾は日が落ちる頃まで及び、20発ほど発射してスク水が白と黒のコントラストに染まる頃にはスイレンはめっきり衰弱し、泣きながらうずくまり小声で謝り続けていた。
無理もない、「お姉さん」であるための脱処女のつもりが、したことと言えば一時の劣情に流され、妹を餌に男を釣り、挙句その妹の前で無様に破瓜アクメを晒してしまうという、姉として最低の姿なのだから、人から腹黒と言われようと根が良心的な彼女にとってそれに伴う自己嫌悪感は想像を絶することだろう。
そんな力なく倒れるスイレンを少年は優しく抱きかかえ、海水と精液で濡れた体を持ってきたバスタオルで拭き取り。ポケリフレ用のドライヤーで乾かし、炎ポケモンの熱で軽く温めたミックスオレを与える。弱りきった姉の様子に少年に敵意を向けていた彼女の妹達もどうにか丸め込み、彼女たちも交えて事後のケアをしていた。なにも自己嫌悪に陥っているのは彼女だけではないのだ。
姉のカタキとばかりに双方から一方的に組み付かれ罵声を浴びせられる少年。当然といえば当然のことなのだが、その様子を見て彼女はすっかり落ち着きを取り戻し、少年に悪態をつける程には回復していた。
その後、彼女は自分が思い悩んだ末に非行に及んだ事をマオとカキに洗いざらい話して謝罪し、彼女の胸中を知った二人もまた同じように頭を下げた。それにしても仲違いをしたわけでもないのに仲直りをするとはなんとも妙な話である。
それからというものスイレンは変わった。もう些細な事では焦ったりはせず、いわば大人になったとでも言うべきだろうか。ただ相も変わらず嘘はついているらしい。
何故なら嘘をつけばその分お仕置きしてもらえるのだから、こうして嘘つき少女はしっぺがえしに期待しながら今日も嘘をつくのだった。

余談だが少年は既にリーリエで脱童貞していたらしい。