ニジエスマートフォン版

2016-11-30 16:37:47 に投稿
閲覧数:956回

魅入られてそして

by カダクラ

近々、街の兵士達が近隣の魔物を討伐するため、この村にも討伐の志願者を募っているそうだ。

村長は反対していたが、村人達の意向を尊重し数名の者達がその意思を示していた。



そんな最中、村の外で悲鳴が上がる。



ほんの数分前、わたしとお茶を楽しんでいた友人が、
男達に連れ去られるのをこの目で見てしまった。




声も出なかった。


その一瞬を目で追うことくらいしか、わたしにはできなかった。


情けない・・・。 ( そうかな?


嫌だ。 ( 無理だよ。お前に何が出来る?


わたしが ( 何もできやしないさ、村長や村のみんなに助けを求める方が、まだましなんじゃないかな。


そんなの待っていられない・・・。


自宅に戻ったわたしは、必要最低限の物資と村からの出土品で希少な鉱石を手に、村を出て男達を追う決意を固めた。


鉱石が男達の興味を引くかはわからない。

ただ、何も無いよりはましだと思った。


この鉱石は、ミスリル炭鉱で父が見つけた物だ。

こんな時、父なら友人を救うためにきっとこれを。


わたしは村人達の目を盗み、村を後にした。






道中で男達の事を思い出していた。


友人を連れ去った男達の目は、この世の者とは思えない目をしていた。


幼少の頃に聞かされた話だが、

魔物に魅入られ精気を吸われた人間は、荒廃し廃墟となった土地を好み住み着くという。


あの男達が向かうとしたら、きっとあの場所に違いないっ!




数日間、森を駆けようやく目的の地に辿り着いた。



見つけた!



荷から鉱石を取り出し男達の方へ向かう。



焚き火を挟むように立つ男達の奥に、友人の姿があり安堵していた。




が、鉱石が地面に落ちる。



純潔を奪われ、両手足を縛られた状態でも尚、男達を求める変わり果てた友人の姿があった。



夜間の暗がりに照らすその様は、異様な光景で頭がおかしくなりそうになった。


愕然と棒立ちのわたしは失禁。


男達は にやにや しながらこちらにやって来ると、


無防備なわたしの荷ぐるみを剥がし裸にした。


放心し横たわるわたしに男が覆いかぶさると、

熱いモノが中へ入ってきた。


破られた痛みで現実へと引き戻されるが、 抵抗はなかった。



次第にその感覚も慣れ、血と排泄物が入り混じった臭いの中、男達のモノを自ら求めるようになっていた。



男達? というより、容姿はすでに魔物そのものだった。


わたしが見た男達は、魔物へと変貌していたのだ。



ここで、一つの仮説が浮かんだ。


もしそれが事実なら、街の兵や村のみんなが戦おうとしている魔物は、


もしかしたら・・・・。



そして友人とわたしは




いや、もうそんなことはどうでもよくなっていた・・・。



今はただ、本能の赴くまま。







(テキスト打ち込んでる最中に、感染モノのホラー映画で似たような内容のがあったような・・・気がする。 タイトル名が思い出せないけども。

この作者のDL同人作品

おすすめのDL同人作品

同人作品PR

おすすめのイラスト