魅入られてそして
by カダクラ
近々、街の兵士達が近隣の魔物を討伐するため、この村にも討伐の志願者を募っているそうだ。
村長は反対していたが、村人達の意向を尊重し数名の者達がその意思を示していた。
そんな最中、村の外で悲鳴が上がる。
ほんの数分前、わたしとお茶を楽しんでいた友人が、
男達に連れ去られるのをこの目で見てしまった。
声も出なかった。
その一瞬を目で追うことくらいしか、わたしにはできなかった。
情けない・・・。 ( そうかな?
嫌だ。 ( 無理だよ。お前に何が出来る?
わたしが ( 何もできやしないさ、村長や村のみんなに助けを求める方が、まだましなんじゃないかな。
そんなの待っていられない・・・。
自宅に戻ったわたしは、必要最低限の物資と村からの出土品で希少な鉱石を手に、村を出て男達を追う決意を固めた。
鉱石が男達の興味を引くかはわからない。
ただ、何も無いよりはましだと思った。
この鉱石は、ミスリル炭鉱で父が見つけた物だ。
こんな時、父なら友人を救うためにきっとこれを。
わたしは村人達の目を盗み、村を後にした。
道中で男達の事を思い出していた。
友人を連れ去った男達の目は、この世の者とは思えない目をしていた。
幼少の頃に聞かされた話だが、
魔物に魅入られ精気を吸われた人間は、荒廃し廃墟となった土地を好み住み着くという。
あの男達が向かうとしたら、きっとあの場所に違いないっ!
数日間、森を駆けようやく目的の地に辿り着いた。
見つけた!
荷から鉱石を取り出し男達の方へ向かう。
焚き火を挟むように立つ男達の奥に、友人の姿があり安堵していた。
が、鉱石が地面に落ちる。
純潔を奪われ、両手足を縛られた状態でも尚、男達を求める変わり果てた友人の姿があった。
夜間の暗がりに照らすその様は、異様な光景で頭がおかしくなりそうになった。
愕然と棒立ちのわたしは失禁。
男達は にやにや しながらこちらにやって来ると、
無防備なわたしの荷ぐるみを剥がし裸にした。
放心し横たわるわたしに男が覆いかぶさると、
熱いモノが中へ入ってきた。
破られた痛みで現実へと引き戻されるが、 抵抗はなかった。
次第にその感覚も慣れ、血と排泄物が入り混じった臭いの中、男達のモノを自ら求めるようになっていた。
男達? というより、容姿はすでに魔物そのものだった。
わたしが見た男達は、魔物へと変貌していたのだ。
ここで、一つの仮説が浮かんだ。
もしそれが事実なら、街の兵や村のみんなが戦おうとしている魔物は、
もしかしたら・・・・。
そして友人とわたしは
いや、もうそんなことはどうでもよくなっていた・・・。
今はただ、本能の赴くまま。
(テキスト打ち込んでる最中に、感染モノのホラー映画で似たような内容のがあったような・・・気がする。 タイトル名が思い出せないけども。
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