身体検査を受けるドイツ駆逐姉妹
by ゲルマン民族大移動
度々男の子なんじゃないかという疑惑が上るドイツ駆逐艦の二人。
本当に男であれば、これは我が鎮守府の威信に関わる由々しき事態である。
そこで二人を呼び出し、徹底的な抜き打ち調査をすることにした。
執務室に呼び出され、突然身体検査を強要された二人は当然反発した。
「あなた、本気なの? いくら上官の命令だろうと承服できるわけないでしょう」
「う、うん……ボクもそれはちょっと困るかな……」
目の前で服を脱げ、と言われたレーベは戸惑い、マックスは静かな怒りを隠さない。
そこで、日本鎮守府派遣のドイツ艦という二人の微妙な立場を利用することにした。
この国では、『信頼の証として一度は互いの裸を見せ合うのがごく一般的な挨拶(大嘘)』と教えこんだのだ。
恥ずかしがるのはこの国の文化に失礼なことではあるが、嫌なら戻っても構わない、と言い含めて。
「そ、そうなんだ……ボク、知らなかったよ……」
ドイツから来た二人は、こちらに溶け込もうとする純粋な意志も手伝ってか、レーベがまず折れ、するとマックスも訝しみながらも渋々承諾した。
『よし、始めるぞ』そう言って、自分がまず上着を脱ぐ。それがごく当然なことのように。
「ま、マックス……ボクたちも脱がなきゃ……。
この国ではこの国の慣習に従わないと」
「で、でも……」
「大丈夫、ボクも一緒だから……ね?」
そう微笑みかけるレーベにマックスも折れたようだ。
二人はワンピース状の上着に手をかけ、しゅるっとそれを脱ぎ捨てる……。
やっと仕上げました……。着衣状態の差分も描いたはずなんですが、見つからなかったので見つかり次第差分追加するかも
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