舞弓－幾度目かの陵辱

by DarkPlasma

この男に犯されるのは、初めてじゃなかった

初めての時と同じように後ろから腰を打ち付けて、私から抵抗する気力を奪い、
射精されずに男の動きが止まったことでほんの少し安堵したところを抱き起こされ、
下から、深くまで突き上げられた

腰を押さえつける力は強くて、必死によじろうとしても、引き剥がそうとしてもそんなささやかな抵抗は男を喜ばせるだけだった

こんな男とはもう会うべきではない
そんなことはわかりきっている
けれど、男の呼び出しを断れば、次の標的は妹になる

男の腰の動きが激しさを増し、私の中で肉棒が膨らむのがわかった
また、中に出される
妊娠の恐怖を拒絶するように首を振って、手に力を込めようとしても、ただ汗と涙が飛び散るだけ
肉がぶつかり、漏れでた液体が跳ねる音に混じって、荒々しい男の呼吸が聴覚を犯して、それでも声だけはあげまいと、喉を突き上げる喘ぎを噛み殺して

男の欲望を子宮の奥に受けながら、頬と身体を伝う汗の感覚にさえ苛まれながら、
酸欠で何も考えられない頭で、一刻も早くここから去ってピルを飲んで日常に戻りたいと、
そんな叶わない願いを思い描いた





この時、設置されたビデオカメラが私の痴態を全て記録に収めていたことを、私はまだ知らなかった