奴隷リース
船が出ない・・・。
そう聞かされた私は、焦っていたのかもしれません。
じっとしていることが出来ず、少しでも情報を手に入れようとして・・・
一人で、ブラックマーケットに向かっていました。
もしそこで一人で行かなければ、違う未来が待っていたのでしょうか・・・
しかし今となっては、一人で動いてよかったと思っています♥
もう一度奴隷商の方と話をしたときに、私はある取引を持ちかけられました。
船が動くまでの間、私が奴隷商の手伝い・・・客寄せが主だと聞かされました・・・を手伝う。
その対価として、エリオットを買って行ったという人物に連絡を取ってもらう、というものでした。
ただでさえ情報が少ない上に、じっとしていられないと言う思いから、
私はその条件を飲み、奴隷商の手伝いをすることになりました。
これが・・・この選択が、私の運命を大きく変えたのだと思います。
もしここで断っていたら・・・今の私なら、きっと後悔していたでしょう。
奴隷商の手伝いをするために、準備が必要だと言われた私は、
その準備のために、毎日奴隷商の元へ通いました。
準備というのは私の体を、より奴隷らしいものへと作り変えるというものでした。
奴隷を売るのですから、どんな奴隷がいるか実際に見てもらうのが一番ですからね。
後で知りましたが、私が受けたのは肉奴隷調教というものだそうです。
心も体も主人のために使われる、買い取る時点で既に調教済みの奴隷。
他には調教などを自分で行える奴隷もあるそうですが・・・
一番売りやすいのは肉奴隷とのことです。
最初のうちは私も騙されたと思いました・・・
逃げ出そうともしていましたが、契約の際に用いられた書類には魔法がかかっていたらしく、
逃げ出しても時間になれば必ず、ブラックマーケットへ向かっていました。
度重なる調教、仲間を巻き込むわけにも行かず、嘘をつき続けて・・・
やがて私自身、変わっていきました。
与えられる快楽を受け入れ、奉仕に対する喜びを感じ・・・
気がつけば私は、弟を探すことよりも、より奴隷らしくあることを望んでいました。
それに気づいてしまえばもう、戻れません。
今のは私は、風の国の王女ではありません。
弟を探すことも、仲間と聖剣を探すなんてことももう、どうでもいいのです。
ただ私を買ってくださるご主人様を待つ、奴隷なのです♥
ああ・・・早く、早くご主人様に、ご奉仕を・・・♥
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