ISISとヘイトスピーチ
by 九州外伝
「ISISちゃん」普及活動について、老婆心ながらアドバイスさせて頂きたく思う。
まず、「日本」でgoogle画像検索してほしい。
「日本」に関する様々な物事が表示されると思う(まあ、主に地図と日の丸だけど)。
次に、「日本鬼子」で画像検索する。
言わずと知れた「萌えキャラ日本鬼子(ひのもと おにこ)」で埋め尽くされるはずだ。
では、「ヘイトスピーチ」で検索してみよう。
日韓のヘイトデモの様子がビッチリ表示される。
しかし「ヘイトス」で区切るとどうなるか。
なぜか俺作のパチモンプリキュアが上位に居座っているはずだ。
「ISIS」と「ISISちゃん」の関係も、目下のところ同じような感じではないだろうか。
言うまでもないが、検索エンジンは同文字列で検索した場合、「より多くの人が欲している情報」を優先して表示する。
「ヘイトス」という無意味な文字列の場合、競合する情報が皆無に等しかったため、俺一人の活動で上位を占める事に成功した。
サジェスト汚染(浄化)の先駆者たる「日本鬼子」の場合も、(googleが中国から撤退していたため)「そのワードで検索される事が決して多くない状態」だったからこそ、「ネットの祭り」で画像検索を埋め尽くす事が出来た、という側面はある。
現に、中国の検索エンジン「百度一下」では、萌えキャラの方はほぼ駆逐されている(残ってもいるので、システム的に除外されている訳ではないだろう)。
現在でも、「ISISちゃん」で画像検索すれば ちゃんと「ISISちゃん」が表示される。
反面「ISIS」は例のテロリスト以外にも自動車の名前やエジプトの「イシス神」という、強い競合情報が多く存在する。
「日本鬼子」の時に比べて、サジェスト汚染(浄化)は はるかに困難な作業であると言える。
とはいえ、だからと言って「じゃあ、サジェスト汚染はあきらめて、"ISISちゃん普及"に目標を変更しよう」というのも、悪手なのではないかと思うのだ。
「目的地を途中で変更するバス」に乗り続けてくれるお客さんは多くはないし、参加者にしても「成果が上げられなくても、目標の方を下げてもらえる」と思えば無意識に手を抜いてしまうもんなのである。
根本的なテーマは変えず、しかし状況に応じて柔軟な対処をしていく必要はあるだろう。
もちろん、ツイッターなどで「閲覧しやすい状態で画像を流していく」だけでも、「他のISISが弱体化」する事で画像検索のメインになる可能性も、無いとは言えない。何年かかるかわからないが…。
「ISISちゃん」が、色々と難しいものを抱えているというのは事実だろう。
しかし、困難を抱えながらも それを乗り越えていく姿ほど、人々の目には魅力的に映る事もまた普遍の理だと言える。
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