僕の姉が汚い
by 千鳥晃
喘ぎ声で目が覚めた。時計を見るとすでに昼の12時を回ったところだった。
起きるのには遅い時間だが、欲望をむさぼる喘ぎ声が聞こえるには早い時間だろう。
隣の部屋に僕がいるのは分かっているだろうに、まったく遠慮がない大音量。
姉だ。また今日も昼間から酒を飲み自慰にふけっているのだ。
ここ毎日ずっとこの調子だ。僕は頭を抱えてうなだれる。
そしてしばらく考えて覚悟を決め、ひとつため息をついてスマホを片手に部屋をでた。
姉の部屋を開けると、むせ返るような匂いが鼻を突いた。
そこには一糸まとわぬ姿で女を捨てながら、女の欲望を貪る姉の姿があった。
絶頂を迎え一段落ついていたのか、姉は右手にまだ液でテラテラと光る電マを持ち
段々とした腹を上下に動かしながら息を整えていた。そして、どこを見てるか分からない据わった目をしながら
電マを持っていたのとは反対の手で缶ビールを持ちそれをグビグビと流し込む。
(醜い…)僕は軽蔑と哀れみを込めた目で姉を見下ろした。
姉は2ヶ月ほど前に仕事をやめている。何か大きな失敗をして職場に居づらくなったらしい。
もともと社交的でなく要領も悪かったし、そのうち続かなくなるだろうとは思っていたが
半年も、もたないとは思わなかった。そして姉はそれ以来ほとんど家から出ることもなく
寝て食って酒をあおっては自慰にふけり怠惰な暮らしを貪っていた。
ほぼ家を出る事は無いのでもちろん化粧なんてものはしないし、人に見せるわけも無いので
ムダ毛の処理もすることもない。泥酔し絶頂の余韻に浸りながら僕が入ってきた事にも
気付かずカエルの様に大きく開いた股からは黒々と尻の穴の周りまで毛が生い茂っていた。
さらに少し上げた腕の隙間から同じように脇の毛がこれまた黒々と存在を主張している。
僕は持ってきたスマホを取り出しカメラでパシャリと写真を撮った。1枚、2枚、3枚……。
そこまで撮って姉は僕の方を見た。「あ、えっ……」そこでやっと僕が居ることに気が付いたようだ。
「ち、ちょっと何勝手に入って……」パシャリと4枚目の写真を撮った。「え、何それ……あ」
一瞬間を置いて僕が何をやっているのか気付いたのか酔って真っ赤に染まった姉の顔が青ざめていくのが分かった。
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