おちぇんちぇんでバイオベース2
by おれんじまんぼう
自分の尻尾がたまに意識せずに肉の壁に触れ、不気味なぶよぶよした感触を返してくる。
手足も生暖かい濡れた感触に包まれ、すえた臭いのする空間は非常に不快だった。
湿気で半ば式の剥がれた橙に、抵抗する能力はなかった。
何も出来ずに、ただただ周りを見回す橙だが、突然、股間にぐにぐにと何かが押し付けられた。
肉の棒だ。そうとしか言い様がない。
あまりの不気味さと不快さに橙は思わず体をよじってそれから逃げようとしたが、肉の棒はむしろ数を増やして彼女の秘部へと這いよってくる。
ずるり。
簡単に、いとも簡単にそれは橙に侵入した。
一本が場所を見つけると、あとに続くようにどんどんと彼女の”穴”に肉の棒たちは殺到する。
ぶちぶちと橙の膣が裂ける音がする。
激痛で悲鳴すらあげることができない。
みるみるうちに入り込んだ肉塊で、橙の腹は一分ほどで異常なまでに膨れ上がった。
激痛と異常な光景に呆然としていた橙の臀部に、突然鋭い痛みが走った。
何か、自分の体温より高い液体が注入されている。
先ほどまでのものより明らかに巨大な肉の棒が、何かを自分に注射していた。
ばくばくと心音が高まるが、彼女の恐慌状態を無視したように、心臓の鼓動は落ち着いていく。
そして、本来の自分の鼓動よりも遅く、まるで響くような脈動へと変化した時、橙は気づいた。
周囲の肉の壁と、同じ周期で自分の心臓は動いている。
自分は、今、この肉の壁の一部にされているのだ。
涙と汗と、唾液が吹き出し、頭が混乱する。
薬物のせいかまるで藍に昔一口だけ飲ませてもらった酒で酔った時のように意識が混濁し、自分がまるで動いていないのに頭をつかんで振り回されたように平衡感覚を失った。
朦朧とする意識の中で、橙は更にいくつかの注射針が自分に打ち込まれた事に気づいた。
そのたびに思考はまとまらなくなり、鼓動の同調は完璧になっていく。
気づけば、彼女の下半身は、元の形を半ば失いつつあった。
自分よりはるかに背の高い紫や藍のそれよりはるかに大きくなった尻肉は、確かに自分の体の一部であるという感覚を彼女に伝えている。
注射針は今でもドクドクと彼女に何かを送り込んでいる。
彼女がそれを”よいもの”と認識させられるようになるまで、そう時間はかからなかった。
いずれ彼女は、この肉の壁の子宮として、立派に役目を果たすだろう。
全身から体液を垂れ流し、穴という穴を塞がれながらも、橙は歓喜していた。
メスとしての喜び、いや、仔袋として目覚めさせられた喜びにだった。
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